マルジェラのシャツ。
1LDK presents 2021 S/S SAMPLE SALE
こんにちは。1LDKの歌代です。
本日はマルジェラのシャツをご紹介いたします。
“STRIPED COTTON OVERSIZED B.D SHIRT”
COL: STRIPE
SIZE: 39 / 40
¥78,000 (¥85,800 TAX IN)
王道のストライプシャツ。
マルジェラ的要素はどこに含まれているのかといつもまじまじと。
「魅力とは何か」というマルジェラの解釈はアナーキーなファッションと称されるほど型破りなものというイメージがありますが、そんな中、シンプルなアイテムを取り扱う僕たちはマルジェラだからこそシンプルに。そんな潜在意識があります。
逆に諸々考えるきっかけにも。
生地はコットンを使用し洗いがかかっている為、少しくたっとした生地感です。
サラっとしていますが、スベスベでは無いドライめなやつです。
柄をよく見てみると2種類の白のラインがあります。
少し光沢のある糸を使い、指でなぞるとポコッと膨らみが分かります。
遠くから見ると非常に分かりにくいのでジッと見つめてください。
分かりにくい拘りはブランド特有ではありますが、白から青へグラデーションするようなストライプはきれいです。
襟はボタンダウン。
ふっくらと立体感のあるつくりです。
B.D.の特徴でもある襟の付け根から剣先までのS字カーブがしっかりと現れております。
早速STAFF佐々木に着てもらいました。
シルエットはかなり大きくガバっと着る他ないかと。
今時期だと真ん中数個留めて涼しげに。
カフスは角を落とし深めの2タック。
ここにきてキレイめなアプローチ。
剣ボロの裏も生地端が出ること無く収められておりグッド。
運針数はそこまで細かくは無くラフに。
Cristaseyaと同じくらいかと。
バックヨークは広めに設定。
今思うとE.tautzのパジャマシャツのヨークは振り切れてるなとしみじみ。
ヨークの接ぎはコバステッチで仕上げております。
7mmでいくかコバでいくか。
印象がガラッと変わってくるポイント。
所々でキレイめな印象に落とし込んでいるバランスです。
脇のステッチの裏を見るとチェーンになっております。
所謂くた感やパッカリングが現れやすく、ワークワイテムによく使われていますが、ここはシャツに。
洗いをかけた生地がここにきて合致。
サイズ感を上げてフワっと。
洗ってよりフワっと。
風合いを意識したアプローチ。とあくまで個人の推測にすぎませんが、色々想像を掻き立てられます。
CREDIT
UNIVERSAL PRODUCTS.-PIQUE EASY PANTS-¥18,000 (¥19,800 TAX IN)
佐々木はイージーパンツにアシックスという合わせ。
下だけ見るとランニングマンです。
マルジェラだからこそ肩筋張らずカジュアルに。
そんなスタイリングですね。
“STAND COLLAR SHIRTS”
COL: GRAY
SIZE: 39
¥82,000 (¥90,200 TAX IN)
打って変わってドレッシーストライプシャツ。
サイズ感もゆったりとバンドカラーらしい丈感です。
コットンとアセテートの混紡素材を使用。
シルクのような柔らかさと光沢が特徴でもあるアセテートが入る事によりドレス感が増しますね。
襟元はコットンを使用しており、表と裏で生地の表情が違います
汚れが気になる内側は艶感ある滑りの良い生地感なので汚れが引っ掛かりにくく作られております。
バックヨークは狭く、ドレス顔。
ギャザーのように細かく入ったタックが味付け。
フロントには”1988″に刺繍が。
ブランド設立の年号となり、エンブレムのように縁取りされております。
イタリアのマントヴァにある小さなバーでジェニー・メイレンスと酒を交わし、白いタグが生まれ、さぞかし美味い酒だったのだろうと。
メイレンスとマルジェラの出会いは1983年。
メイレンスはベルギーのテキスタイル業界が毎年主催する「ゴールデン・スピンドル・アワード」の審査員を務めていた。そこに出場していたのがマルジェラと。
袖口はフレンチカフス。
1番ドレッシーと感じるポイントではないでしょうか。
今時期は1枚で着ることがほとんどかと思いますが、ジャケットの袖口から覗かせる立体感のあるフレンチカフスは乙なものです。
ガゼットの処理も生地端を見せずグッド。
生地は風でなびく程軽く、若干の透け感も。
CREDIT
UNIVERSAL PRODUCTS.-CANTON 5POCKET WIDE TAPERED DENIM PANTS XX-¥32,000 (¥35,200 TAX IN)
決して安くはないお買い物です。
当時ショーのキャスティングモデルはストリートやファッション以外の交友関係から探し出してきた人たち。今の時代ならよくある話かもしれませんが、当時としては前代未聞。
「もちろん、プロのモデルに着せるほうがラクよ」 とメイレンスは言う。
「でもね、女性は完璧であらねばならぬという考え方はいただけないわ。私は何かを表現できるストリートの女性のほうが好きよ。美しい女性より強い女性のほうが好きなの」
ときにはモデルの顔を布で覆い、服だけに観客の注意を向かせようと。
着ている人はそっちのけ。服だけで完結出来ないことは重々承知ですが、いかに服そのものに重きを置いているかが分かります。
多様化が進む今の時代ですが、私的拘りを持ってねと言われているような。
もはやマルジェラの服と向き合うことで伝わってくるのではと。
服の力というと大袈裟かもしれませんが、彼らが表現していることはその域。
白タグ、白い包み。
そんなマルジェラ的”ホワイツ”を様々な色で汚し、歳月の経過を楽しんでいきたい。
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1LDK 歌代