①、⑩と付けられたこのジャケットは、手間のかかった女性らしいファニーな洋服。
わかりやすいくらい構築的で、まだ何かあるのではないかと思わせる一着。
一着と言ってもよく見てみると裏側!って感じのリバーシブル仕様。
見てわかるくらい手間で、面倒で、生地いっぱいで、何回も言いますがわかりやすく構築的です。
裏にはフックが付属していて、それを外しジップを下ろすとペロっと下に垂れるエッジの効いたデザイン。
何かあるんじゃないかって思って本当に何かある、わかりやすく構築的。
女性らしいシルエットでコラージュのようなテンションで合わせられます。
1910年代の芸術運動ダダイズム・シュルレアリスムを彷彿とさせる。
簡潔にいうとなぜ戦争するのか、暴力で土地を奪うなど、らちあかないということで思考を止めよう的な芸術運動です。
つまり理性をなくす、みたいな。
男性がスカートを履くだけでもかなり違和感。
ただスカートを履いてるだけじゃそうかもしれないが、フックを外してロングコートに合わせるだけでバランスが変わるのは確か。
そこになんでだろ、、、っとかではないんです。
また女性がミニスカートにブーツで合わせたらそれはそれでカッコ良さそう。
裏地って感じの裏側。
袖にはトラッドな英国チェック。
普通に可愛いよね。
裏っぽい裏じゃんと思えば裏にしかならいけど、柄は違うけど似たようなチェックを合わせるだけで、そのデザインがユーモアな着方に変換させる気もする。
フォトモンタージュという、写真からコーラージュで構成する技法があります。
これは政治的反発のやつです。
わかりやすいくらいどっからどう見ても、どう転がしても構築的なジャケットを僕らがさらに再構築する。
一種のアート体験みたいな感覚で楽しめるし創造性・偶然性もあって出会う人の反応は楽しいだろうな。歩く作品的な。
もはや、羽織る向きを逆にしても良いんじゃないかとも思ってしまう。
概念を変えてしまうとか、非合理的な着方は魅力的だし人間味があって僕は好きです。
だから敢えてタイトルやブランドや商品名や値段は言わなかった。
これから書くつもりもない。
そこに理性が生まれたら、匿名でやったのも僕の自発性も無意味になちゃう。
単純に、名前や価格や生地とただ簡単に評価しやすいところで判別して欲しくないからです。
無意味な服かもしれません。
無意味なブログかもしれませんが、洋服における価値観が変わればいいなと。
まあタグでわかっちゃうんだけどね。
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