こんにちは。

BONEEのPOP UP、コチラの再販、さらには続々と到着するブランドの新作たち。

目まぐるしくも楽しい日々。多くのお客様にも連日ご来店いただき嬉しい限りです。

9月もまだ暑いと予報は出てますが、早く秋物に移行したいですね。店頭では新作を買って我慢できずに既に羽織りを着ているスタッフもちらほらと、、

ご紹介したい新作は本当に沢山あるのですが、今回はこちらのブランドから。

AFTERHOURS (アフターアワーズ)

デビューシーズンからお取り扱いをさせていただいているブランド。

ファッション業界の様々なジャンルのスペシャリストがチームを組んでプロダクトを発表しています。

和服などのギミックをパターンに取り入れたり、ぱっと見ではなく着てみて更に発見のあるアイテムたちが多いのですが、最も特徴的なのがテキスタイル。所謂『生地』。

洋服に付くタグには、テキスタイルの説明が全てのアイテムに付属されています。

同じ品番のアイテムでも色によって生地が異なっていたり。それも全て独自開発のオリジナル。

今回届いたのはこの生地。

AFTERHOURS

“BALMACAAN COAT”

COL: BLACK MIX

￥124,300 TAX IN

説明が難しいので、ブランドの公式の説明をまずはそのまま。

『ピュア・シェットランド／英式紡績機使用。中盤手クラスの梳毛で織ることで織り込んだヴィンテージライクな素材。経糸には2/32 プレミアムシェットランドウール、横糸にはシルクのカラーネップを紡績中に混ぜ込み英式紡績機でひいた糸を使用している。他に類をみない独自のミックス感を持つ。』

ここから噛み砕いていきます。

ピュア・シェットランド
→天然のウール。英国羊毛の中でも柔らかく、光沢感があるのが特徴。良いウール。

梳毛（そもう）
→短い繊維を櫛で取り除いて、一定の長さで向きを揃えて紡いだ糸。上記のシェットランドの光沢をより強調している一因。

英式紡績機
→世界的にも数台しか現存していない非常に貴重な織り機。イギリスでは博物館に展示されている程に現存数が少ない機械ですが、日本で実際に動かしているメーカーがあります。18世紀に手紡ぎから機械に切り替わるタイミングで使われていたものと同じ方式で紡ぐ糸は、手作業に近い空気を含んだ質感になります。前回も同じ機械で作った生地のアイテムを仕入れましたが、おかげさまで共感いただくお客様が沢山で即完。このロマンに惚れました。

ゆっくり、ゆっくり時間をかけて紡いだ糸に、シルクを混ぜる事で独特な色味を表現しているわけです。

実際に着てみるとこんな感じ。