俺のオレンジ



〈MODEL 182cm / SIZE: 3着用〉
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
ついにやってきましたね。
楽しみなGurankとの別注のニットカーディガンが明日よりリリースです!
今回、リリースするに当たってデザイナーの佐々木さんにインタビューを敢行したのですが、我ながらかなり面白い内容になってますので、下記リンクより前後編、ぜひ読んでみてください。

〈 Gurank for 1LDK 〉
COL: ORANGE
SIZE: 2 / 3
¥79,200 TAX IN
ここから今回の別注について書き連ねていこうと思うのですが
①ニットカーディガンについて
②なぜオレンジなのか
③スタッフスタイリング
以上のように読みやすい形に分けて書いていこうと思うので、最後までお付き合い頂けますと幸いです。
【①ニットカーディガンについて】
まず今回のニットですが、元々はGurankの25AWのインラインにて展開のあった
こちらの”Hand Knitting Cardigan”をベースに作って頂いています。

“Hand Knitting Cardigan”
BLACK / size2,3
実はこれ、Gurankがブランド発足以来初めて出すニットアイテムなんです。なぜ今まで作らなかったのか、佐々木さんに伺うと、自分らしいニットをやっと思いついたから。との事。
自分のライフスタイルをある種のものさしとして、モノづくりを行う佐々木さんだからこその返答になんだか胸が高鳴ったのを覚えています。そして
「着てそう〜!」が頭の中を駆け巡りました。(笑)
アイテムのイメージの着想は、民芸品としてのエクアドルニットがアンデス山脈麓の土産店で売っていたらこんな感じだろうな、という所から。


甘撚りローゲージのガシガシウールに攻めたカラーパターンとイラスト。
イケてる古着屋さんにどうやって着ていいかをこちらに問うてくるように、際立って置いてあるアレです。
展示会でもまさにそんな感じに置いてあって、惹かれるがままに気づいたらここまできていました(笑)
そもそも自分らしいニットを思いつくまで作らなかった、という佐々木さんの芯の強さというか、Gurankなりの美学というか、そういう部分にも惹かれたんだと思います。

加えて、こちらは全て中国で職人さんが1枚1枚手編みで編んだ物。
生産効率の悪さと技術衰退から国内ではほとんど見られなくなってしまいましたが、その物を作るのにベストな場所で作るのがいいと佐々木さんも仰っていたので、中国製を誇れるニット。クオリティも申し分ない。

天竺編みの偶然の一目でできた、個体差とも言えるイラスト部分の他色糸の混入がまた愛おしい。
ちなみにお魚イラストのネタは佐々木さんの趣味でもある山釣りから、ヤマメ・イワナをチョイスしてます。

キツめのボタンホールと本革製のボタンもクラフト感がヒシヒシと伝わる仕様に。
元々は寒さを凌ぐワークウェアとして使われていたので、アームホールが広く、ニットアウターとしてお使いいただくのがセオリーかもしれません。もちろんコートのインナーにも。後ほどスタイリング紹介します。
【②なぜオレンジなのか】
別注をお願いするにあたり、気をつけたのは黒に負けないインパクトとインナー提案してもスタイリングとして顔立ちするカラー。
そして、自分が着たいと思う色。
対談でも佐々木さんが仰っていましたが、自分で作った服を着てみて、しっくりきていないのは違う。売れるだろうなと思うカラーを考えるのも僕らの仕事としては大事なことですが、発案者が着たいと思わない色はまず前提として違うはず。
そもそも、インラインでやっている色が一番良いと思って出しているカラーがある上での別注なので、作り手につまらないなと思わせてしまうのも良くないはずなんです。
話が飛びましたが、極論はデニムのアウターに使えるキャッチーな色味で考えました。
僕は巨人ファンではなく、むしろ贔屓のライバルチームなのでオレンジは基本遠ざけるようにしていますが、
いかんせん身近にオレンジが好きな人がいて、頭をよぎるよぎる。

いただいた糸の色数の候補を見て、少しマスタードみがありますが
“0914”に決定。俺のオレンジ。
シュミレーションを何度か作って頂いて、佐々木さんの提案で足して頂いたショッキングピンクの色味、これがまたいいアクセントなんです。

デニムにオレンジ。濃淡どちらも合うので、店頭で合わせてみてください。
【③スタッフスタイリング】

〈STAFF福井 175cm / SIZE: 3着用〉
ピンクのシャツで色を拾いつつ、アースカラーの同系色でまとめる。足元は革靴でAOYAMAらしさを残してくれている彼らしいスタイリング。ええですね。

〈STAFF田村 181cm / SIZE: 3着用〉
1LDKのショップスタッフの中でも大柄で知られる、彼でも安心のサイズ感。
ニュアンスの異なるオールホワイト。めちゃくちゃいい。これは盲点でした。
足元はTimberlandのスリーアイでしょうか。冒頭でもお伝えしたワークという観点からもいいですね。

〈STAFF森 170cm / SIZE: 2着用〉
ハーフコート気味の丈感のジャケットの中間着として、レディース代表として着用してもらいました。
アームホールは太いですが、インナーを薄手にすれば全然いけます。むしろニットが暖かいので、今時期はインナーは薄手がベストかもですね。
ボトムにデニム地を持ってくるのもいいですね。

〈STAFF石野 165cm / SIZE: 2着用〉
最後に私、石野より。
細身のスラックス、ブルゾンにシャツでタイアップ。
ニットとvans、翔平capで外しています。
このニットを打ち出すに当たっていろんなスタイリングを組みましたが、自分らしさを出すならこれだよな、と。
デニム合わせでイメージして作りましたが、意外に溶け込むこのニット。
秋冬はレイヤードを楽しむ季節なので、クローゼットのお手持ちの色々なアイテムとのスタイリングの想像を膨らませてみてください。
もちろん店頭でのご相談も乗りますので、なんでも聞いてください。
長くなってしまいましたが、今回1LDKとしては初となるGurankとの別注企画を担当させていただけてとても楽しい日々でした!
佐々木さんの熱い思いに自分の少しのエゴが乗っかったニット。
一人でも多くの方が、興味を持って、試着をしてくださって、あわよくばお手持ちのワードローブに加えて頂けたら嬉しいです。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました☺︎
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