THEME: ISHINO
最強のマイ綿(メン)-秋冬番外編-
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
長らくご無沙汰になってしまいました。
タイトルを見て「おっ!」と思ってくださった方、ありがとうございます。
逆に「?」の方、ご安心ください。冒頭にハイライトでまとめておりますので、お時間がある際にでも覗いてみてください。
さて、そうです。
本日はOLDE HOMESTEADERの秋冬デリバリーについてブログにまとめていきます。
まずはタイトルの説明を簡単に。
自分はOLDE HOMESTEADERとして作る、福原さんのアイテムをこよなく愛用しています。
今年のSSから納品があったアイテムはほぼ片っ端から買い(カラーもフルコンプリートしてます)、今ではスタイリングを組む際に週5位では何かしらのアイテムが入っているほど。
以上のことから、非常に親密で信頼できる大切な人を指す言葉「マイメン」ととてつもない手間の込められた綿100%の組成をかけて、ブログのタイトルにしているというわけです。

そんなOLDE HOMESTEADERが秋冬に仕掛けるマイ綿とは何か。
ここまで網羅できれば、きっとオールシーズンのスタイリングの基礎は大丈夫なはず。
それではぼちぼち紹介していきましょうか。

〈 Olde Homesteader 〉
– EXTRA COTTON FLEECE –
COL: HEATHER NAVY / TOP CHARCOAL / OATMEAL
SIZE: 44 / 46
¥27,500 TAX IN (HEATHER NAVY)
¥22,000 TAX IN (TOP CHARCOAL / OATMEAL)

はい、もう最高の見た目ですね。普通で暖かそうという第一印象のあなたも正解です。
ただ、もちろん普通ではないです。普通なんですけど、普通じゃない。
何言ってるのか分からなくなってきたので、詳しいディテールから。
デザインの基盤になっているのは、福原さんが私物で所持しているヴィンテージのUS madeのスウェットだとか。
見た目からも感じ取れるふかふかな雰囲気は、国内では既にわずかしかない旧式の編み機によるもの。
糸に負荷をかけずに空気を含ませながらゆっくりと編んでいくことで、唯一無二のふっくらとした弾力を実現させます。
現在ではこの編み機の10倍のスピードで行えるため、もちろん生産効率は最悪。
でもこれこそが、福原さんが惜しまない手間の価値というわけです。

首元はボートネックほどのネック幅。リブはついていない分、しっかりと補強がなされているので、着込んでもヨレていかないのがミソです。
ここで一つ注意点。
よく試着を希望されるお客様に「頭が入らないのですが、サイズ合わないですか?」とお伺いされる場面がありますが、
もちろん問題ないです。
確かにかなりきつめに設定はされているのですが、これはベースレイヤーの服を得意としているOlde Homesteaderならではの、着る方に沿った形に変えていくためのポイント。
革靴の修行期に似ていますが、要するにオーダーメイドスウェットと思ってもらえれば幸いです。
本当に入らない方は、着用前に一度水通しをしていただき、少しずつ負荷をかけるように首元を広げながら着ていただくことを推奨させていただいています。
試着はできなくとも、店頭ではサイズ感も一人一人にあったものを提案させていただきますので、ご安心を。


最後に特筆すべきはこの裾と袖のリブ。
これが本当に良い。しっかりとキツめに設定されているリブだからこそ、約10cm幅の丈の調節が自由自在。もちろんダレてくる心配もない。
トレンドに左右されがちなアウター丈の長さですが、これがあれば無問題です。

165cm/SIZE:44

175cm/SIZE:46

175cm/SIZE:46
ざっとではありますが、通販でご検討中の方に向けてサイズ感を知っていただくために着画も載せておきますのでご参考までに。
続いて。

〈 Olde Homesteader 〉
– EXTRA COTTON FLEECE –
COL: OATMEAL / TOP CHARCOAL
SIZE: 44 / 46
¥25,300 TAX IN



こちらは同素材のフーディータイプ。
実はAOYAMAでは今季から初めてセレクトをさせていただいています。
昨今では長い間、フーディーというよりかはクルーネックのタイプがトレンドになっていたからか、改めて提案をしたかったというのが本音です。
Olde Homesteaderの作るプロダクトなので、クオリティへの懸念は全くなく、納品後にみてみるとそれはそれは素晴らしいものでした。
ディテールは先ほどのクルーネックとほとんど同じですが、前身頃に独立型のポケットが2つ。
ちなみにポケットの裏地も裏毛になっているので、手を突っ込んでも暖かいです。

そして特筆すべきはこちら。フードがツノを生やしたかのようにカクカクに立ちます。
先ほどお伝えした編み方だからこその見た目。首元の生地が交差する部分も、フーディーならではのロープも、どこを切り取っても美しいです。

165cm/SIZE: 44

175cm/SIZE: 46
と、着画はこのようなカンジ。テーラーメイドのジャケットのインナーとして使ってもカジュアルに崩れすぎない塩梅もいいですよね。
最強のマイ綿(メン)
-秋冬番外編-
駆け足でしたが、振り返れば2025年に年が変わりOlde Homesteaderの作るプロダクトに触れてみてお洋服に対する、いやいろんなことに対する考え方が変わったような気がします。
ジャンルで見た時に、周りから見て小さなものでも、魂と手間を吹き込む。
自分にはまだ程遠い領域ですが、いつか自分にとっての何かが誰かにとってのマイメンみたいな存在になれたら嬉しいなと思いますね。
それでは来シーズンにまたお会いしましょう!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました☺︎
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1LDK AOYAMA 石野
三つ星ジャケット
ミシュランの星の定義 (MICHELIN GUIDE2025 より引用)
⭐︎: 近くに訪れたら行く価値のある優れた料理。
⭐︎⭐︎: 遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理。
⭐︎⭐︎⭐︎: そのために旅行する価値のある卓越した料理。

こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
本日からいよいよ12月に入りましたね!
めくるカレンダーも最後の1枚になり、ようやく年の瀬を実感してきた方も多いのではないでしょうか。
自分はというと、冬物が本格的に活躍し出す季節を前に、ついにダウン系のアウターを引っ張り出してメンテナンスをしていたのですが。
約1年ぶりに着るアウターで楽しみなのがポケットの中身。
去年はこんなことしてたっけ!とか催し物の半券を見ては思い出に浸れる。
今年ももちろん色々出てきたのですが、中でも印象的だったのは
映画『グランメゾン・パリ』の半券。
詳細を書くと長くなるので流石に省きますが、めちゃくちゃ面白いので、気になる方はドラマ版がNETFLIXより配信されていますので、そちらからしっかりご覧ください。
この話で題材となるのがミシュランの三つ星店なのですが、そこが今回のブログ冒頭の星の定義につながっていくわけです。
思い出に浸りつつ、ふと考えたのが、AOYAMAのお洋服でいうところの三つ星。
迷いながらも絞り出したのが、こちらのジャケットだったというわけです。

【 KAPTAIN SUNSHINE 】
COL: BROWN SUEDE
SIZE: 4
¥242,000 TAX IN



MODEL:スタッフ福井 / 175cm
『イタリア産シープスキンのスウェードレザージャケット〜カーコート風〜』
なんちゃって。
どうでしょう。最強のビジュアルとは思いませんか?
ブラウンのスウェードレザー、そんでもってカーコートと聞くと、もう少しいなたく、漢臭い感じがイメージとして先行するかなと思いますが、良い意味で予想を裏切る、いや、遥かに超えてくるジャケットです。
チョけた料理名にも記載したように、イタリア製のシープスキンレザーを生地には採用しています。
シープはレザーの部類の中でも柔らかく仕上がることは周知の事実かと思いますが、このジャケットに使われているものは柔らかいを超越して、モッチモチ。
新体験の感覚と言えると思います。



形はカーコートがベースになっています。
今期はハウスブランドのUNIVERSAL PRODUCTS.からもレザーのカーコートが出ていたと思うので、そちらを見てくださっていた方は形のおさらいはバッチリかと思います。
まだ車に屋根が付いていなかった古き良き昔、風からの寒さを凌ぐために作られたもので、その丈感やフロントとバックの横に走るラインのデザインが特徴的。
主張し過ぎないラペル幅、こだわりの詰まった水牛ボタン、レザーのグローブがすっぽり収まるポケット。
中でも感動したのはこちら。

ライニングをシルクを覆っています。
美としか言いようのない艶やかな光沢感はもちろん、保温/放湿に優れたその類まれなシルクのファブリックがもたらす特性が憎らしい。
ジッパー付きの胸ポケットもどこか厳かで良い。
⭐︎⭐︎⭐︎: そのために旅行する価値のある卓越した料理。
然り
⭐︎⭐︎⭐︎: 着るために旅行する価値のある卓越した洋服。
料理も洋服もいわば嗜好品の1種類だと思っています。でも。
連日の疲労で足取りが重いなって思う方が
嫌な現実の連続に家にいたいなって思う方が
とにかく今を頑張って生き抜いている方が
ジャケットを着たいから、見せびらかしたいからって理由で旅をするきっかけになったら
そんなお洋服があったら素敵だなって思いませんか?

たくさんの方に届く事を願って筆を置きます。皆様の選択肢の一つとして何卒。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました☺︎
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1LDK AOYAMA 石野
国鉄パンツ
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
本日ご紹介するのは、とあるブランドのパンツ。
個人的に最近の登場率が高く、ブログを書くか迷っていましたが、インスタのキャプションだけでは足りない…と適当な理由をつけてほぼ自己満で筆を取り始めています。
でもそれくらいご紹介したいパンツ。
と言っても本日はサラッといきますので、ご安心ください。

COL: BLACK
SIZE: 34 / 36
¥49,500 TAX IN


パンツ1型でブログを書く、となるとやはり思い浮かぶのはGurank。
古着に明るい方なら、一度は聞いたことがあるのでしょうか。
お恥ずかしながら自分は展示会でデザイナーの佐々木さんに伺うまでは知り得なかったデザイン。
1940年-50年ほどにフランス国有鉄道(現在のSNCF)と呼ばれる会社の職員に支給されていた古着の中でも銘品中の銘品があるそうでして。
その個体をデザインのソースにしているとのこと。
まだサスペンダーでパンツを履くことが今より浸透していた当時だからこそ、シンチバック上部のV字に開いた隙間が新鮮で面白い仕様に。
第二次世界大戦下に普及された服は、国力としてのコスト削減が先行してしまうことでデザインや素材的にも乏しいものが多く、それは古着を見ても明らか。
ただ、この国鉄パンツは違う。
当時製作されたものもしっかりとした固いダック地のもの、ディテールに妥協がないものが多く、フランス国内でどれだけ鉄道というものに重きを置いていたかが伝わってくる歴史を感じる1本でもあるそうです。
ただ、現代で履くというテーマの名の下にはシルエットや生地共に難しいため、パンツ作りマスターの佐々木さんがGurankらしいエッセンスを加えて、改めて表現したものになります。



生地はコットン×ヘンプの掛け合わせ。
写真だと伝わりにくいですが、生地の白いアタリやフシが所々に。
仕掛けとしては硫化染めを施す前に生地に蝋を塗ることにあります。だからこそ柔らかく履きやすい風合いに変貌を遂げつつ、雰囲気も損なわない仕上がりに。


シルエットは緩やかなテーパード型、股上も深めなので、ウエスト位置を調整して貰えばスニーカーから革靴まで、しっかりと守備範囲の広い1本です。
玄人感満載の名前とディテールですが、とりあえずかっこいいパンツが欲しい、みたいな漠然としているニーズにもきっと応えてくれるので、ビビッときた方はぜひ店頭に足を運んでみてはいかがでしょうか。
今週も沢山のご来店お待ちしております。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました☺︎
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1LDK AOYAMA 石野
蒸しパンダウン
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
突然ですが、みなさん蒸しパンって食べたことありますか?
自分はまだ学生の頃、朝ごはんによく食べていたのを覚えていて、めちゃくちゃ美味しいんですよこれが。
なんですが、とある事実を境に食べなくなりまして…。
実はカロリーがバカ高いんです、こいつ。
調べたらメロンパンの平均約1.5倍だそう。
軽やかな見た目からサンドウィッチマン伊達理論でいうと0カロリーを疑ってしまうほどなのに、しっかりとパンチの効いた中身をしているんですね。
何も考えず睡魔と戦いながらとりあえず口に運んでいたあの頃とは訳が違うので、スーパーで見つけても一回手に取っては売り場へのリリースを繰り返して早10年近く。
ちなみに僕がよく食べていた蒸しパンのおすすめブランドは木村屋のジャンボ蒸しパン。
ぜひ一度ご賞味ください。

やばいほど急ハンドルを切りますが、今日はUnlikelyの7th Deliveryのご紹介です。
モデルの男性が着用しているダウンジャケットが当店のデリバリーとなりますので、ここからはしっかりガッツリご紹介していきますね。
あ、もちろん蒸しパンはただの関係ない雑談ではないので悪しからず。(笑)

-11月15日(土)発売-
” Unlikely 3way Hybrid Down Jacket “
COL: BROWN
SIZE: M / L
¥110,000 TAX IN


Unlikelyのお家芸、僕も大好きな3wayのダウンアイテムが今年もついにやってきました。
1970年代のユーロヴィンテージのジャケットをアイテムソースにしており、光沢のある生地感、斜めに走るポケットや襟元から伸びた紐、ジップの佇まいなど、今っぽくない雰囲気がすごくいい。
中に取り外し可能のリバーシブルベストが付属しており、こちらも後ほど説明しますが、①合体②ジャケットのみ③ベストのみ、の3wayという訳ですね。
これほどまでのギミックがありながら、まあ軽いんですよ驚くほどに。
素材は超軽量のナイロンファブリックを使っており、軽さに重きを置いたそう、しかも制電糸を一緒に打ち込んでいるため、真冬の不快ランキング1位の「バチンッ!」が軽減されます。
おまけに撥水ときたもんだから、パンチ効きすぎです。


本体部分に留まらず、立ち襟の部分に隠されているフードにも羽毛が入っているので、防寒性のスペックもかなり高めです。
裾にはスピンドルもあり、丈も自在に詰めれるアウトドアな要素も嬉しい。




続いてベストA面。
クラシックでアウトドアな雰囲気が強かったジャケット部分と比べると、ちょっぴりワークなテイストに仕上げたこちら。
揉み込みをかける加工を施しているので、着古したようなシワ感が特徴になってます。
丈も前後の身頃で変えているので、見る角度によっては適度な立体感も出ます。


続いてB面。
ダイヤキルトのデザインにすることで、往年の某名作ブランドを思い出す雰囲気に。
3wayでそれぞれトーンの違った茶色ですが、秋冬に持ってくる色味には大体合わせやすく、奥行きも出るので使いやすいのかなと思います。
そして、ベスト共通で言えることですが、空気のように軽いですこれも。
軽いダウンを謳っているジャケットにこれまで数多く袖を通してきましたが、それらに匹敵、もしくは超える軽さかつ、このギミックの多さなので、これこそキングオブダウンです。
間違えました、蒸しパンダウンです。
最後に別カットのスタイリングを乗せていくのですが、撮影中に不意に発見した4way(?)バージョンも載せさせて下さい。


1体目をカジュアルに振ったので、2体目はよりクラシックに寄せてみてます。
ベストonジャケット、アームホールがかなり広いのでこんなスタイリングもできます。
案外イイと思いません?


週末も沢山のご来店をお待ちしてます。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました☺︎
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1LDK AOYAMA 石野
化けるウール

フェルトのような目の詰まり方やふっくらさ。でももちろんフェルトじゃない、見た目がそう視覚認識をさせてくるのだろうけど。
一般的にお洋服に使われる素材は元を辿れば、いくつかに限られる、でもその調理法次第では信じられない見た目と着心地に化ける。
そして、その調理法がうますぎるのがOlde H&Daughter。
楽しみに待っていた秋冬の真打が、ついに今年もやって来ました。
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
最近、チームAOYAMAのカレー研究家こと、福井と一緒にイベントをやりまして、同じ厨房に立つ機会があったわけです。
まあちょろい自分は見事に感化されて、料理を好んで作るようになったんです。
切ったり、焼いたり、煮たり、炒めたり、作る前の素材たちが、自分の手によって食べ物に変わっていく様がなんだか楽しくて、先日も涙目になりながら玉ねぎを切ってました。
そんな時、思い出すのが冒頭でもお話したOlde H&Daughterというブランド。(以下OHD)
冒頭の説明に繋がってくるわけです。

COL: CIGARETTE
SIZE:10 (着用モデル165cm)
¥79,200 TAX IN
COL: CIGARETTE
SIZE:10 (着用モデル165cm)
¥75,900 TAX IN


まずは生地の正体と調理の仕掛けから。
澱みない純度100%のウールを使っています。ウールと聞くと、冬の定番素材となりますが、やはり敏感肌の自分にはチクチクが気になる。
OHDのニットは昨年にカシミアVを買いましたが、流石に着心地としては劣るだろうと思ってました。
袖を通すまでは。
着た感想は一言で言うと、年末の実家です。(え?)
圧倒的な包容力と安心感、温かさ、そしてカシミアと肩を並べるほどの肌当たりの良さ。
調理の仕掛けは名前にもあるように、湯通しされたウール、所謂縮絨と言うものです。
縮絨と言っても単に湯通ししているわけではないのが、着ればわかります。実験を重ねて独自の調理で編み出した、途方もない苦労を感じる一着です。
シルエットはややボックス気味ですが、着丈も少し長めでシャツジャケットらしく、着用してほしい1着。



ボタンや襟の編み地、立ち襟の仕様など、細部への丁寧な作りはいつもの抜かりなさ。
パンツにも共通して言えることですが、フレンチメゾンのような静かでキリッとした存在感のある佇まいです。

(着用モデル175cm)
もちろん肌あたりもいいので、こんな風に緩くタンクトップと合わせていただいても。
今くらいの気温であれば十分外でも着れちゃいます。


続いてはパンツ。
ドーターメイドのスラックスは初めて足を通しましたが、猛烈な美シルエット。
形は腰周りからほんの少し緩やかに落ちていく微テーパード。
セットアップでの着用を想定して、ウールの素材上ゆとりを持たせるべき箇所は持たせ、外からも見える足元は綺麗に。計算された緩急の付け方が本当に圧巻。


生地をちょっとだけ摘み上げるようにして作られたセンタークリースが、真正面からの面構えを確実に良くさせる。
ジッパーフライが着脱に利便性を与え、ベルトループ付きなので、ワンサイズ展開のデメリットをうまく打ち消しています。
AOYAMAではカラーはシガレットのみの展開となります。淡いグレーのようなニュアンスカラーとなりますが、これから着たい鮮やかな色物との相性もかなり良さそうな予感。
寒空を仰ぐ回数が多くなってきたここ数日ですが、OHD25AWの真打ち、化けるウール、是非一度店頭にてお試しいただけますと嬉しいです。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました☺︎
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1LDK AOYAMA 石野
俺のオレンジ



〈MODEL 182cm / SIZE: 3着用〉
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
ついにやってきましたね。
楽しみなGurankとの別注のニットカーディガンが明日よりリリースです!
今回、リリースするに当たってデザイナーの佐々木さんにインタビューを敢行したのですが、我ながらかなり面白い内容になってますので、下記リンクより前後編、ぜひ読んでみてください。

〈 Gurank for 1LDK 〉
COL: ORANGE
SIZE: 2 / 3
¥79,200 TAX IN
ここから今回の別注について書き連ねていこうと思うのですが
①ニットカーディガンについて
②なぜオレンジなのか
③スタッフスタイリング
以上のように読みやすい形に分けて書いていこうと思うので、最後までお付き合い頂けますと幸いです。
【①ニットカーディガンについて】
まず今回のニットですが、元々はGurankの25AWのインラインにて展開のあった
こちらの”Hand Knitting Cardigan”をベースに作って頂いています。

“Hand Knitting Cardigan”
BLACK / size2,3
実はこれ、Gurankがブランド発足以来初めて出すニットアイテムなんです。なぜ今まで作らなかったのか、佐々木さんに伺うと、自分らしいニットをやっと思いついたから。との事。
自分のライフスタイルをある種のものさしとして、モノづくりを行う佐々木さんだからこその返答になんだか胸が高鳴ったのを覚えています。そして
「着てそう〜!」が頭の中を駆け巡りました。(笑)
アイテムのイメージの着想は、民芸品としてのエクアドルニットがアンデス山脈麓の土産店で売っていたらこんな感じだろうな、という所から。


甘撚りローゲージのガシガシウールに攻めたカラーパターンとイラスト。
イケてる古着屋さんにどうやって着ていいかをこちらに問うてくるように、際立って置いてあるアレです。
展示会でもまさにそんな感じに置いてあって、惹かれるがままに気づいたらここまできていました(笑)
そもそも自分らしいニットを思いつくまで作らなかった、という佐々木さんの芯の強さというか、Gurankなりの美学というか、そういう部分にも惹かれたんだと思います。

加えて、こちらは全て中国で職人さんが1枚1枚手編みで編んだ物。
生産効率の悪さと技術衰退から国内ではほとんど見られなくなってしまいましたが、その物を作るのにベストな場所で作るのがいいと佐々木さんも仰っていたので、中国製を誇れるニット。クオリティも申し分ない。

天竺編みの偶然の一目でできた、個体差とも言えるイラスト部分の他色糸の混入がまた愛おしい。
ちなみにお魚イラストのネタは佐々木さんの趣味でもある山釣りから、ヤマメ・イワナをチョイスしてます。

キツめのボタンホールと本革製のボタンもクラフト感がヒシヒシと伝わる仕様に。
元々は寒さを凌ぐワークウェアとして使われていたので、アームホールが広く、ニットアウターとしてお使いいただくのがセオリーかもしれません。もちろんコートのインナーにも。後ほどスタイリング紹介します。
【②なぜオレンジなのか】
別注をお願いするにあたり、気をつけたのは黒に負けないインパクトとインナー提案してもスタイリングとして顔立ちするカラー。
そして、自分が着たいと思う色。
対談でも佐々木さんが仰っていましたが、自分で作った服を着てみて、しっくりきていないのは違う。売れるだろうなと思うカラーを考えるのも僕らの仕事としては大事なことですが、発案者が着たいと思わない色はまず前提として違うはず。
そもそも、インラインでやっている色が一番良いと思って出しているカラーがある上での別注なので、作り手につまらないなと思わせてしまうのも良くないはずなんです。
話が飛びましたが、極論はデニムのアウターに使えるキャッチーな色味で考えました。
僕は巨人ファンではなく、むしろ贔屓のライバルチームなのでオレンジは基本遠ざけるようにしていますが、
いかんせん身近にオレンジが好きな人がいて、頭をよぎるよぎる。

いただいた糸の色数の候補を見て、少しマスタードみがありますが
“0914”に決定。俺のオレンジ。
シュミレーションを何度か作って頂いて、佐々木さんの提案で足して頂いたショッキングピンクの色味、これがまたいいアクセントなんです。

デニムにオレンジ。濃淡どちらも合うので、店頭で合わせてみてください。
【③スタッフスタイリング】

〈STAFF福井 175cm / SIZE: 3着用〉
ピンクのシャツで色を拾いつつ、アースカラーの同系色でまとめる。足元は革靴でAOYAMAらしさを残してくれている彼らしいスタイリング。ええですね。

〈STAFF田村 181cm / SIZE: 3着用〉
1LDKのショップスタッフの中でも大柄で知られる、彼でも安心のサイズ感。
ニュアンスの異なるオールホワイト。めちゃくちゃいい。これは盲点でした。
足元はTimberlandのスリーアイでしょうか。冒頭でもお伝えしたワークという観点からもいいですね。

〈STAFF森 170cm / SIZE: 2着用〉
ハーフコート気味の丈感のジャケットの中間着として、レディース代表として着用してもらいました。
アームホールは太いですが、インナーを薄手にすれば全然いけます。むしろニットが暖かいので、今時期はインナーは薄手がベストかもですね。
ボトムにデニム地を持ってくるのもいいですね。

〈STAFF石野 165cm / SIZE: 2着用〉
最後に私、石野より。
細身のスラックス、ブルゾンにシャツでタイアップ。
ニットとvans、翔平capで外しています。
このニットを打ち出すに当たっていろんなスタイリングを組みましたが、自分らしさを出すならこれだよな、と。
デニム合わせでイメージして作りましたが、意外に溶け込むこのニット。
秋冬はレイヤードを楽しむ季節なので、クローゼットのお手持ちの色々なアイテムとのスタイリングの想像を膨らませてみてください。
もちろん店頭でのご相談も乗りますので、なんでも聞いてください。
長くなってしまいましたが、今回1LDKとしては初となるGurankとの別注企画を担当させていただけてとても楽しい日々でした!
佐々木さんの熱い思いに自分の少しのエゴが乗っかったニット。
一人でも多くの方が、興味を持って、試着をしてくださって、あわよくばお手持ちのワードローブに加えて頂けたら嬉しいです。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました☺︎
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Gurank for 1LDK
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
いつ皆様にお知らせしようかと、ずっと温めていたEx.
先週から本格的に寒さも顔を出し始めてきたので、満を持して告知させていただきます。

11月1日(土) 12:00〜
〈 Gurank for 1LDK 〉
COL: ORANGE
SIZE: 2 / 3
¥79,200 TAX IN
今週金曜日のブログにて改めて熱語りをさせていただく予定なので、今回はイメージだけでも膨らませていただけたら嬉しいなと思います。ですので簡単に告知を。
今年の2月頃に伺った展示会で一際異彩を放っていた、こちらのニットカーディガン。

油抜きがされたようなガシガシウール×手編み、加えて鮮やかなカラーパターン、この手のニットが大好物で、きっと世界で一番似合うと勝手に思っている自分としては、絶対にバイイングしたいとチームのみんなに話したのを覚えています。
しかし、それだけでは飽き足らず、もっと石野のエゴを加えた別注カラーを作りたいとデザイナーさんにご相談したところ、しっかりと形にしてくださいました。
手前味噌ですが、
イメージしていた通りの、素晴らしいカラーのニットカーディガンが完成しています。
改めまして本当にありがとうございました。
そして、今回はそのGurankデザイナーこと佐々木さんに、1LDK AOYAMAを代表して私、石野が対談もさせて頂いております。大役をありがとうございました。
今回のニットの内容はもちろん、生い立ちやモノづくりにかける想いなど、かなり分厚い記事の内容となっておりますので、必ずチェックいただければと思います。
それではまた金曜日にブログにてお会いしましょう。
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1LDK AOYAMA 石野
Over Workなコレクション
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
皆さま、お久しぶりです。
怒涛のようにブログを書きまくっていた9月とは一変、10月は2度目ましての登場です。
ありがたいことに(ありがたいのか?)最近は色んな準備に追われ、公私含めて忙しない毎日を送っておりますが、そんな時にふと思い出すのがUnlikelyの25AWコレクションの一部のアイテムに付属しているピンズ。

“Over Worked”、要するに”働きすぎ”ってことです。
思い返せば今年の2月頃、Unlikelyの展示会にお邪魔した際に、中田さんが直前にパリでの展示会を終え働き詰めだった自分に対して向けた言葉と仰っていました。
圧巻のコレクションの数々に誰もが納得できると共に、中田さんならではの、なんだか可笑しくなるワードセンスですよね。英字にするとより一層。笑
どこかのブログ回でぜひ皆さんにもお伝えしたい!と思っていたので、纏って入ってきた今回のデリバリーにご紹介させて頂きました。
それでは今週末18日より発売の6thデリバリー、いきます。

“Unlikely Time Travel Jeans 1977 Wash”
COL:Vintage Indigo 1977 Wash
SIZE: M / L (165cm / M着用)
¥52,800 TAX IN


※組上 “Unlikely Time Travel Trucker Jacket 1977Wash”→now on sale.
まずはデニムでしょ。ということで、ブランドを代表するデニムのTime Travelシリーズから。
実はこれまでAOYAMAではオーダーしていなかった本シリーズ。
個人的にはかなり好きで、他店で見かけた時は悶絶しかけましたが、少しシルエットが細身だった分、Unlikelyの世界観をAOYAMAらしく提案していく上では少し苦手意識がありまして。
ただ、ですよ?
今回はシルエットがワイドテーパードに。
これはぜひ行くしかないということで、8月末に入荷した組上と共にオーダーをさせて頂きました。ちなみにセルビッジデニムは今、世界的に供給難だそうで、個人的には待望のリリースです。





今回は物量が多めなので、いつもの量の説明は少し省略しますが、
股上の深さ、ステッチカラー、バギーシルエット等各年代のディテールを詰め込んだ、タイムトラベルな内容に今回も仕上がっています。
ムラ糸を組み合わせることで出せる不規則な色落ちなど、個体差も楽しめる実物をぜひその目で確かめてほしいアイテムですね。
駆け足ですが、お次。

“Unlikely Big Side Pocket BDU Pants”
COL:BLACK / OLIVE
SIZE: M / L
¥57,200 TAX IN

(165cm / M着用)



手前味噌かもしれませんが、これは本当にかっこいいです。
前回のスケーターパンツもそうでしたが、今シーズンのUnlikelyは太いパンツが兎に角ステキすぎる。見た目のインパクトはそのままにシルエットはまさに皆が求めているであろう太めのカーゴパンツ。
不思議と前からの見た目がすっきりとしているので、ストリートっぽく野暮ったい印象はございません。
かっちり目のジャケットの外しにもAOYAMAでは提案しやすいシルエットなんですね。




中田さんがご自身のIGでも仰っていた、雑誌が入る通称:マガジンポッケに加え、
・サイドアジャスター
・サスペンダーストラップ
・バックフラップポケット
・裾のドロスト
各国の「名」軍パンのディテールを現代使いしやすく、でも雰囲気は残す、という上手い足し引きによって生み出されています。
これは国内外本当に早めに動きそうな予感。一度履いてもらうのをおすすめします。
それではお次。

“Unlikely Reversible MA-1”
COL:BLACK
SIZE: M / L
¥101,200 TAX IN

(165cm / L着用)
ん?
と思った方。ありがとうございます。リバーシブルです。
そして冒頭に紹介したピンズはこのJKTに付属します。
リバーシブルのMA-1はUnlikelyでもかなりの求心力が高いシリーズですが、即完してしまった昨年SSに続き、今季も満を持して登場。
A面にはスカジャンエッセンスを加えたベロアを、B面にはミリタリー感強めの男のフライトJKTエッセンスを。ありそうでない感じに仕上げています。


見て頂きたいのはこのベロアの生地感。
希少性の高い素材を使っている上に硫化染めを施し、洗いをかけている上、すべて国内で一貫して行なっている徹底さ。まさに”Over Worked”
名前からは想像ができないほどに美しいA面が際立ちますね。
ハリ感のあるB面を表にした時に覗かせるベロアの質感が堪らなく愛おしい。


細かいですが、WALDES社製のジップや袖リブも抜かりなく安心感があります。
適度なパフパフ感もあるので、年内の冬まではこれで越せそう。身幅のボリュームも割とあるので、着込めばその先もおそらくいけます。
以上、品番数多く駆け足になってしまいましたが、こちらで今回のデリバリーは全てとなります。
あれよあれよという間に肌寒くなってきたこともあり、Unlikelyのコレクションをいくつかまとめて見れる機会もおそらく日が短い気がするので、気になった方はぜひお店に足を運んでみてください。
ご来店お待ちしております!
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました☺︎
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1LDK AOYAMA
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5丁目47-11
青山学院アスタジオ 1F
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1LDK AOYAMA 石野
変わり種という選択肢
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
誰しもが必ず持っている定番。
好きとはちょっと違ってて、どこか流れ作業のように選んでしまうものが定番なんじゃないかなと個人的には思ってます。行きつけの中華、薬局で選ぶシャンプーetc。
最近涼しくなってきたこともあって、晩にランニングをするようになったのですが、走るコースはもちろん決まっていて、何も考えずにそれを走る。
定番は”ルーティーン”とも呼ばれていて良い事とされていますが、たまには定番を逸れること、所謂”変わり種”を選ぶ事で、新しい何かが見つかったり、気分だって変わるかも。
とまあ、またキャップを2色紹介するだけの予定なのに、いらない前置きをしてしまいましたが
要するに、定番もいいですが変わり種という選択肢があっても面白くない?という話。

〈COMESANDGOES〉
“NY I.S.G CAP”
COL: NAVY / BLACK
SIZE: FREE
¥17,600 TAX IN



AOYAMAを代表するキャップブランドの一つ。COMESANDGOES(愛称:カムズ)
カムズの定番といえば、お馴染みのNYロゴがフロントに刺繍されたデザイン。ちなみにまだ定番を知らないよ、という方はこちらのブログで少し紹介してます。
耳タコかもしれないので細かい説明は省きますが、自分の好きポイントを3つ抜粋してあげていくと、
①程よい浅さと裏地。
②天ボタンをつけない潔いクラシックさ。
③生地使いに品があり、綺麗なスタイルにもハマる。
今回もニューヨーク発の老舗キャップメーカー、COOPERSTOWN BALL CAPとのコラボモデルなのはそのままに、なんだか少し変わり種。

「INFORMATION SERVICES GROUP」=情報提供グループ。
なんなんそれ?って感じですよね。でも身に纏うアイテムに載る英文なんか、わけわからないくらいがちょうどいいんです。多分。
さらにつば先にまであしらわれたNYロゴの違和感もなんか良い。


前でも後ろでも好きなように肩肘張らずに、被ってください。
既に定番をお持ちの方はもちろん、そうでない方も、”変わり種”という選択肢をぜひ。
今週もたくさんのご来店をお待ちしております。
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1LDK AOYAMA 石野
通常の3倍
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
突然ですが、みなさんは好きな色ってありますか?
パーソナルカラーや推しの担当色、普段は意識したこと無い方でもクローゼットや小物まで目をやると、何となく手持ちに多い色って必ずあるはず。
当然自分にも好きな色があって、
あか。赤。真っ赤っか。
正直、自分は普段から色物が好きで、僅差で迷う色はありますが、結局は赤なんですよね。
ではそのルーツはどこから来るのか。
幼少期、といっても物心ついた頃から親父と兄が躍起になって見ていた機動戦士ガンダムというアニメ。そこに登場する、主人公のライバル的存在のキャラが使う、特別な機体があって。
見た目はすぐにやられてしまう雑魚キャラと同じ形状なんですが、色が赤いんです。
しかも性能はなんとその雑魚キャラの通常の3倍。
子どもながらに赤=特別なもの、という認識が根付いた瞬間だったのかもしれません。
以来、赤いものを身につける事で人の3倍特別な自分を表現してきましたが、今回はそんな自分が心待ちにしていた、大好きなブランドの赤いアイテムのご紹介。

〈 Gurank 〉
” Loop wheel HT pants “
COL: RED
SIZE: 1 / 2 / 3
¥39,600 TAX IN



めちゃめちゃ良くないですか?このパンツ。そして色。
実はこちら、25SSでもブラックカラーで展開があったのですが紹介する間もなくあえなく完売。
今期もブラックの展開がありましたが、同じはつまらないだろう&自分のエゴもありセレクトさせていただきました。
ファブリックの話を少しすると、その名の通り吊り編みの機械で編み上げたギリスウェット未満の肉感の生地。しっかりと度詰めされているので初めはいい意味で硬いです。
ただ、履き込んでいくともちらん柔らかくなる他、色落ちも楽しみな一本。
フラットシーマという、縫い目に凹凸が出ない特殊な縫製が施されているので、穿いた時の心地がたまらなく良いです。
また、脇ハギがない分、スウェット見えしないのも大きなこだわりの一つ。

こちらは25SSからの唯一の変更点。
右お尻のポケット上部にベルトループが追加されているので、何かを引っ掛けたりするのにお使いください。
と、まあディテールはこんな感じですが、赤いパンツはスタイリングで見せるのが最も重要なはずと心得ているので、読んでくださっているあなたを置いてけぼりにしないよう、2スタイリングだけですが紹介していきます。

165cm / size 1着用



赤を良くスタイリングに持ってくる上で、ベージュ合わせは個人的に鉄板。
先述しましたが、脇ハギがない分どの角度から見ても見た目がとても綺麗。だからこそモックネックにコート、革靴にキャップでやりすぎてない感を狙いました。
言い忘れていましたが、ウエストはドローコード付きのイージー仕様なので、楽ちん。
それではお次。



デニムに赤キャップはアメカジの定番ですが、今回は赤パンツで代用。足元はvansに変更して、それらしく寄せました。
展示会に訪れた際、デザイナーの佐々木さんが確かこの合わせで着て見せてくださったんですが、とんでもないほど似合っていて、衝撃を受けたのを思い出します。
その影響もあり、まんまと自分も購入させていただきました。
いかがでしたでしょうか。
物の写真から公開していきましたが、スタイリングで見せると意外にみなさんの手持ちに普通に存在しているものと合わせても意外とすんなり収まる。
前シーズンの黒ももちろん良かったですが、今年の赤はその3倍増しです。
あれよあれよという間に、無くなりそうな予感が今年もしているので、気になった方はお早めに。
週末はレディースブランドのイベントもあるみたい?なので、彼女はたまた奥様へのそれを口実にメンズ諸君のご来店も心よりお待ちしていますね。
ここまで読んでくださった方、有難うございました。
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1LDK AOYAMA 石野