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ネイビーブレザー(ジャケット)とニット

 

COMOLI for 1LDK AOYAMA HOTEL ” COMOLI BLAZER “

COMOLI for 1LDK AOYAMA HOTEL ” COMOLI BLAZER “ #2

ネイビーブレザーとデニム。

 

こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。

本日も引き続き過去の回想含めたCOMOLIのブレザーの紹介を。

 

少しずつスーツ・ジャケットにも慣れ、ドレスクロージングという売り場にも慣れて来た当時の僕ですが、
入社してから抱き続けていた、あるストレスに耐えられなくなった時期があります。

「(仕事をしている時以外に)普通に着られる洋服が欲しい。。。」

とりあえず売り場に立つ為に、クロージングの基礎を学ぶ為に最低限の洋服を手に入れたのですが、
それはどう考えても僕のカジュアルなライフスタイルを形成するのに適した洋服ではありませんでした。

ジャケットは好きになって来たからいいんだけど、それに合わせるシャツは手持ちのドレスシャツや、どんなにカジュアルでもB.Dシャツくらいしか無い。

折角ジャケットを着るのが楽しくなっていたので、普段着としてカジュアルにジャケットを着こなす為にはどうすればいいんだろう。

 

これはもう毎日のトライアンドエラーでしか解決が出来なかったのですが、「クラシックな分野を抑えつつ、デザイナーズメインのコーディネートをしている諸先輩方」を参考に幾つかの答えに辿り着きました。

その中の一つはジャケットのインナーにニットを合わせるという事。

 

僕は合わせるジャケットによっぽどの理由が無い限り、カットソーの上に直接ジャケットを羽織る事はしません。

丸首のニットであればジャケットの生地感に合わせてゲージや縫いやデザインを変えればある程度は対応が出来ます。

今でこそ色々と他の選択肢も思いつくのですが、お金も知識も選択肢も少ない当時の僕にとっては革命的なコーディネート。

秋冬はウール地の物を、春夏にはコットンやリネン地の物を。
という風に切り替えればオッケーというシーズンの切り替わりにも対応が出来ました。

より気軽にジャケットを羽織る事が出来、合わせるパンツの選択肢も増え、合わせるシューズの選択肢も増えました。

何より、自分の中で「ドレスクロージング」という枠と「デザイナーズウェア」という枠と「カジュアルウェア」という枠が少しずつ外れていったのもニットのおかげだと思っています。

1LDK AOYAMA HOTELでは今シーズン、袖物に合わせて欲しいニットをメインに買い付けています。

「袖物に合わせて欲しい。」という括りなのでハイゲージからミドルゲージの物まで。

まずはハイゲージの物から順に。

<SIZE:3 STAFF榊原 height:188cm body weight:65kg>
[STUDIO NIHCOLSON “FINE GAUGE TURTLE NECK” ¥39,000+TAX-]

メリノウールを使用した編み地の非常に細かいモックネックニット。

ここまでゲージの細かいニットになると、体に沿うような細身の物か、もしくはゆったり着ようとすると着丈も袖も長く、アームホールも大きくなってしまってバランスが崩れやすいのですが、STUDIO NICHOLSONの物は着丈もすっきりと、身幅はややゆとりのあるパターン。

生地に上品なドレープが生まれ、一枚で着用しても十分に形になるアイテムです。
ピリングや型崩れが起きづらいのも特徴の一つ。

そんなバランスの良いハイゲージニットですが、このニットの魅力は何かを上から羽織った時に発揮されると思います。

ストレスを感じない柔らかな首回り。
折り返す必要が無いくらいのちょうど良い長さのモックネック。

前述した通りニット自体も一枚で着た際にしっかりと格好が付くので、室内でジャケットを脱いだ途端に急に残念な感じになってしまう、という問題も起きないかと。

カラーはネイビーとボルドー。

ミリタリー/ユニフォーム/スクールといった多くの要素を含み、多くの先人が伝統的に着用し、着崩して着たブレザーは個人的には色物と合わせた際に様々な印象を与えると思います。

[UNIVERSAL PRODUCTS ” CASHMERE CREW NECK KNIT ” ¥26,000+TAX-]

今秋冬シーズンの仕込みも終盤に迫る4月頃にSTAFF大谷と気付いた「シンプルなハイゲージニットがとても少ない」という仕入れ内容。

1LDK AOYAMA HOTELにはラペル付きの袖物が多いので必然的にインナーとして提案しているのはシャツとニットです。

今シーズンは特にジャケットの当たり年だったと感じるほど袖物は良いものが多く、色々と仕込むことが出来たのですが、
肝心の気軽に合わせられる様なニットが無いのは致命的です。

・日常的に着回せるシンプルさ
・日常的に着るのだから、着用するのに気負わない様なプライス
・毛玉が出来てもある程度気にならない様な糸の上質さ
・ジャケットを合わせるのに腕回りが邪魔にならない様なそこまで大きく無いバランス

というわがままな条件を元に再度色々当たってみたのですが、

・糸の細さなどの素材感がイメージ通りな物はプライスが高い
・ハイゲージニットはインポート物だとボディバランスが大きい物が多い
・そしてインポート物を日本人体型に寄せた物は元の全体的な雰囲気が崩れている物が多い

等、あまりしっくりくる物が見つからずに途方にくれていた所、ある事実に気付きました。

「そういえば僕らのイメージ通りな物って、去年のUNIVERSAL PRODUCTSのカシミヤのクルーネックニットだよね。」

 

と、いう流れから作る事になったカシミヤ100%のクルーネックニット。

2枚買って着まわしているのですが、着ている内に「肌着にしても最高に気持ち良いのではないか。。。」という変なベクトルの可能性に気付いてしまった為、もう何枚か買い足す予定です。

オススメです。

 

次からミドルゲージ物へ。

[E.TAUTZ “CORE SHETLAND JUMPER” ¥28,000+TAX-]

E.TAUTZのシェットランドウールニット。

オーダーする際に、
「シェットランドウールニットかぁ。JAMIESON’Sを思い出すなー。」と思いながらオーダーしました。
E.TAUTZは自身のプロダクトの生産にイギリスの伝統的な生地メーカーや、伝統的なファクトリーを良く使うのでもしかすると!とは思いましたが、到着したらしっかりJAMIESON’Sの紙タグが付いてました。

JAMIESON’Sはシェットランド島最古のニットファクトリー。
シェットランドウール特有の毛足の長い、軽く保湿性に優れたニット。
元々の表情も比較的バルキーなので、毛玉が出来てもどうでも良いかな、と思える気軽さも好きです。

軽く、暖かで生地感豊かなニット。
カントリーなボトムスや、カントリーなシューズに合わせたい場合等、このニットを持ってくると間違いないかと思います。

伝統染色の味わい深いカラーリングも◎

説明不要かもしれませんが、JAMIESON’Sのフェアアイルニットはウィンザー公が愛用された事でも有名です。

クラシックでトラディショナルなニットメーカー。
一方で格式高さを一切感じさせない、日常に馴染むニット。

 

・・・余談ですが、僕が一番最初にジャケットに合わせ始めたのもメーカーこそ違えど(僕の場合はANDERSONのEVERESTでした)シェットランドウールニットです。

 

次は編み地が特徴的なSTEPHAN SCHNEIDERの物を。

[STEPHAN SCHNEIDER “JUMPER GRADIENT” ¥49,000+TAX-]

市場に流通している生地を使わず、生地デザインの段階からデザイナー自らが加わるSTEPHAN SCHNEIDER。
個人的にはこのブランドの最大の魅力はその特徴的な生地にあると感じているのですが、
特に素晴らしいのがニット地だと思います。

ワッフル地の軽く柔らかな風合いが特徴的なJUMPER GRADIENT。

カントリーな風合いを感じる先ほどのシェットランドウールニットとはまた違う、スポーティながらどこか上品な印象を与えます。

[STEPHAN SCHNEIDER ” JUMPER STRIPE ” ¥39,000+TAX-]

STEPHAN SCHNEIDERらしい、テキスタイルを利用したグラデーションカラーが特徴的なアイテム。

「シンプルなニットにブレザーにスラックス」というコーディネートは変わらずとも、全体的な印象は変化します。

Vネックへの抵抗感は徐々に無くなって来ているはずですが、そこまでVネック自体が深くないので取り入れやすいかと。

どことなくスクール感を感じさせてくれるJUMPER STRIPE。

[STEPHAN SCHNEIDER “MEL JUMPER NATURAL” ¥42,000+TAX-]

今シーズン用意したSTEPHAN SCHNEIDERのニットの中でも特に編み地がユニークなMEL JUMPER NATURAL。
ブラウンをベースに色々な色がネップの様に入っているので、色を拾って楽しむことも。

ミドルゲージのタートルネックで生地感は豊かですが、ドライな風合いのニット地なのでニット特有の蒸れが苦手な方も取り入れやすいかと思います。

[E.TAUTZ “ROLL NECK JUMPER” ¥49,000+TAX-]

先ほどのCORE SHETLAND JUMPERはJAMIESON’S製。
対してこのROLL NECK JUMPERはイギリスの英国御用達のニットメーカー製。

身幅は緩く、着丈は短めの一枚でざっくり着ても形になるタートルネックニット。

しっとりと肌に吸い付く様な着用感が特徴的。

これくらいのゲージになるとジャケットをアウター感覚で羽織れるかと思います。

[LIVING CONCEPT “LOW GAUGE TURTLENECK KNIT” ¥20,000+TAX- ]

[LIVING CONCEPT “LOW GAUGE CREWNECK KNIT” ¥ 19,000+TAX-]

最後はLIVING CONCEPTのローゲージニット。

これ以上ゲージが太くなると物理的に難しくなってくるのですが、ニットの生地感が増すとジャケットや他のアイテムとの素材感の違いがより明確になるので個人的には好きなコーディネートです。

最後におまけで今日の僕のコーディネートをそのまま。

ジャケットにニット、というコーディネートは僕の中では欠かせない物なのです。

 

ちょっと自分語りに読んでいる方も僕も疲れている頃なので、明日はSTAFF大谷から紹介してもらおうかと思います。

 

 

 

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1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上

November 13, 2018, 9:28 PM

Category: Kawakami Pick Up Sakakibara