褪せない銘品
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
みなさんは心に残っている銘言と聞かれて、すぐに思い浮かぶものってありますか?
つい先週の話。
週末にお休みを頂いて、箱根駅伝の5区を走るという過酷なドM企画に参加しまして。
湘南育ちの自分は、毎年お正月は決まってテレビで箱根駅伝が流れていたこともあってか謎の親近感があり、ちょっと舐めてかかってしまったわけですね。
なんとか完走はできたものの、もうめちゃくちゃキツくて、
途中何度も心が折れかけました。笑
その時、一緒に走ったのが学生時代に勤しんでいたラグビーのコーチで、離脱しそうになった時耳タコほど聞かせてきたアントニオ猪木の銘言。一応書いて置きますね。
「人は歩みを止めた時に、そして挑戦を諦めた時に年老いていくのだと思います」
この道を行けば
どうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足(ひとあし)が道となり
その一足(ひとあし)が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
200歳まで生きようと思っている自分はまだ20代なので、人生経験上、言葉の深みまではイマイチしっくりきませんが、きっとそのコーチにとっては褪せない心の銘言。
深みまでは分からなくとも、自分も俄然やる気は湧いてきたので、やはり色んな方にとっての銘言なのでしょう。めちゃくちゃかっこいい言葉ですしね。
今日これから紹介する自分の大好きなブランド、Unlikelyの3rd deliveryブログを書くにあたって、何を題材にしようと考えていたところ、
お洋服としての褪せない銘品たちを、中田さんのフィルターを通すことで令和版に解釈し、世に送り出すブランドのイメージに何か通じるものを感じました。
いつもの通り前置きが長くなりましたが計2型、今回も張り切ってご紹介していきたいと思います。
“Unlikely Time Travel Trucker Jacket 1977 Wash”
COL: Vintage Indigo 1977 Wash
SIZE: M / L
¥66,000 TAX IN
いい佇まいのデニムジャケットなのは誰が見ても一目瞭然。
ディテールなんかわからなくたって購買意欲を非常にかき立てられるアイテムですね。
様々な年代のディテールをとって組み合わせるのがUnlikelyのお家芸ですが、今回もしっかりそれが作用していて、素晴らしいジャケットに生まれ変わっています。
まずは正面から。
右胸には2ndモデルに見られるパッチ&フラップポケット
左胸には1stの大戦モデルに見られるパッチポケット
続いて背面。
3rdモデルに見られる切り替え
40年代〜70年代までをタイムトラベルし、某ブランドの銘品たちを再解釈した、その名に相応しいデニムトラッカージャケット。
生地感ですが、不規則な縦落ちが表現できるよう番手やムラ感が異なる複数の糸を使用しています。当時の生産工程が今よりも発達していなかった環境を想定して、ここまで拘られています。
パッカリングや色落ちのさせ方も、洗い込んで自然に落ちていったような風合いをわざと狙ってやってるのが、また他ブランドにありそうでない部分なのかもしれません。
“Unlikely Skater’s Work Pants”
COL: FADED NAVY / FADED BROWN
SIZE: M / L
¥52,800 TAX IN
続いてはパンツ。
雰囲気だけでいけば、先ほどのジャケットをも凌ぐ佇まい。
こちらは80年代の某ブランドのワークパンツから着想を得て製作されています。
ワークパンツといえども、当時はスケーターに愛され、転びまくって擦れて破れては買い直す、古き良きチープさが滲み出ています、言うなればスケートパンツ。スケパン。
素材は当時のままTC素材(綿ポリ)。
展示会に伺った際、中田さんが話していたのですが、このTC素材でこの風合い、特にヒゲを表現するのが非常に難しかったそう。
それを企業秘密の加工でここまで再現できたそうです。
見てくれだけは、スケボー10年選手くらいですかね?(間違っていたらゴメンナサイ。)
きっとこれは堀米くん泣かせなほどに、とんでもないパンツなはずです。
強撚糸を使っているのでシワになりにくいイージーケアなのもポイントですね。
あとは股下の丈感が個人的には感動。
今回デザインソースになった古着の某アイテムのデッドストックなどを、マイサイズで見かけては買う面白い先輩がいて、その人がよく日本人の丈感にバチっと合うものってなかなかないって言っていたのを思い出しました。
言うなれば、Unlikely流のアレンジ。
中田さんのスケールに合わせているからこそ、高身長でなくとも野暮ったさを感じさせないバランスになっているんです。
ちなみに自分は身長165cm / Mを着用していますがグズっと穿いて写真の丈感。
これはかなり激戦の予感がするので、穿けるうちにたくさん穿いておきます。
以上が今回の3rd deliveryの内容となります。
今回も様々な年代を超えて生まれた、粒揃いの銘品たち。
心に残る銘言がない方も、銘品をぜひ。
今週もたくさんのご来店をお待ちしております。
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