From the CLASS
こんにちは。
1LDK AOYAMAの福井です。
今シーズンのCLASSのテーマは、『KARMAN LINE』。
カーマンラインとは、宇宙と地球の大気圏との境目。
技術的な側面と物理的側面によって違いはあるが、高度85km〜100kmのラインの名称である。
半年以上前、展示会に伺った際にまた面白いところに目を向けたコレクションだなあと、高揚した感覚がまだ残っている中、遂にCLASSの25AWアイテムが完納。
これはブログを書くしかないという思いで、今回筆を執っています。
そもそもどこまでが地球でどこからが宇宙なのか。
考えたことはなかったが、たしかに気になる。
調べてみると、結論、地球と宇宙の境界は『曖昧』という答えに辿り着く。
すなわちカーマンラインとは、人類が設けた仮想の線というわけです。
例えば、カーマンラインは領空の高さの基準として用いられるように、人間が都合のいいように定めたラインであるとも考えられます。
カーマンラインがあるからこそルールが明確に定められる。
人間にとって重要な線引きではあるももの、それゆえに縛りも多い。
しかし、カーマンラインを越えるとルールが異なり、最もピュアなルールと変わります。
それをCLASSなりに再解釈した今回のアイテム。
これまでとは違った視点からファッションは自由であるということを僕たちに投げかけてくれます。

“CCFA07UNI A”
COL: CHARCOAL
SIZE: 2
¥233,200 TAX IN
宇宙がコートであるなら、地球がジャケットを指すかのようなこのアイテム。
某ラグジュアリーブランドにも生地を供給しているフランスの老舗生地メーカー「DORMEUIL(ドーメル)社」の”TONIC WOOL(トニックウール)”と呼ばれる高品質の生地を贅沢にダブルフェイスで使用。
高級素材であるパタギニアウールのみを用い、モヘア由来のハリとコシ、光沢感と通気性を兼ね備えた点が特徴です。


コートにしてはコンパクトめで、ジャケットにしては袖の溜まり方といいやっぱりルーズ。
後ろ身頃の腰の位置にはパンツのポッケットのようなデザイン。
着用した時のサイズ感を見ていただくと一目瞭然で、よりその境界線が曖昧なのが見て分かります。
今まで蓄積されてきた考えや技術を捨て去って製作されたCLASSらしいアイテム。
その先にあるのは極めて自由な着こなしと着用時の意外な高揚感が存在します。
今の気温だとジャケットの上からアウターのように羽織っていただいてもいいし、さらに寒くなればアウターのインナーとして忍ばせていただいてもいいかなと。
ルールに左右されない力強さを持ち合わせた仕上がりとなっています。

“CCFA03UNI C”
COL: NAVY
SIZE: 1 / 2
¥62,700 TAX IN
続いて、ヴィンテージのウールフランネル生地を使用し、イージー仕様に落とし込んだこちらのパンツ。
写真でも上質で奥行きのある表情がひしひしと伝わってきます。



ウエスト部分を内側に織り込むことでクリーンかつ品を感じるギャザーがウエスト周りにできるようデザインされ、深く取られた股上から裾に向かって大胆にテーパードを効かせたシルエットが特徴。
裾裏を折り返すと生成り色の切り返しが現れ、足元に意外なコントラストを与えてくれます。
また、イージー仕様に反して裏地にキュプラ素材を採用。
デザインは極力シンプルに抑えながら快適を追求した、普段の日常に目にするもの捉え直したアイテムです。

“CCFA01UNI B”
COL: GREY
SIZE: 2
¥92,400TAX IN
三つ目は、女性向けに作られたミリタリーパンツから着想を受け製作されたスラックス。
なんと言っても前部分に取り付けられたポケット位置が斬新なデザインとなっています。
これは座って作業をしていた女性たちが、座った状態でもポケットからものを出し入れしやすいようにと考えられた作りで、なんとも理にかなった仕様に。
ポケット位置はサイドにという概念を取り除き、改めて前部分に取り付けた仕上がりは、デスクワークなど座って作業することが多くなった現代においても意外と助かるのではないかと思います。


そして、生地にはドーメル社のウールストライプ生地を採用。
しなやかなドレープが特徴的で、上品な印象へと昇華された一本です。
紹介する前に旅立ってしまったアイテムもありますが、以上3型が1LDK AOYAMAのCLASS 25AWのラインナップ。
最後に、CLASSのデザイナーである堀切さんが、ミゲル・アドローバーというファッションデザイナーが過去に発表したコレクションを僕たちに紹介してくれました。
“Fome the Plane”
このテーマはアマゾンの先住民が飛行機から投げ落とされた衣服を身につける様子を想像したものです。
例えば、もしジャケットを知らない人間がジャケットのようなシルエットものを手に取ったとしたら、僕たちのような着こなしは果たしてするのだろうか。
生憎、僕たちはそのコレクションに出てくる先住民になることはできないけれど、その先住民を想像することはできます。
きっと直感的にピュアな気持ちで、自由な発想のもとそのジャケットを身につけるのだろうと。
そして、その考えは今回のCLASSのテーマである『KARMAN LINE』にも通ずるものがあります。
“From the CLASS”
CLASSのアイテムを通して、皆様と共により自由にファッションを楽しめられたらと。
心よりご来店をお待ちしております。
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