E.Tautzが作るシャツ
Talking Headsの音楽が流れるステージ。
80年代のグラマーなムードを帯びる洋服が次々と登場する。
E.Tautzの2017 S/S Collection。
その醍醐味とも言えるシャツを数点ご用意しました。
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELのWonです。
サヴィル・ロウ老舗ブランドが持つ正統なルーツの上に、
現代の洗練された解釈を加え、世界の注目を浴びているデザイナー:Patrick Grantのプロデュースするブランド、E.Tautz。
このブランドの魅力を感じ取り、理解するに最も相応しいアイテムは、
男の服飾において欠かせない存在である「シャツ」ではないかと思います。
非常に上質な素材を採用し、英国の熟練工により作られているE.Tautzのシャツ。
同ブランドの他アイテムと同様、シルエットはとにかくオーバーサイズ。
一見「これで大丈夫?」と思える程の大きさですが、その部分にこそ、このブランドの持つ力と魅力があります。
E.TAUTZ “PARKER SHIRT” ¥40,000+TAX-
まずご紹介するのはこちらのParker Shirt。
パーカーの様なポケットの施されたデザインが特徴で、
その中には小さなペンポケットが付いています。
比翼仕立てですっきりしたフロントの印象。
カフスを含めて全ての釦はスナップ式になっており、
脱ぎ着がスムーズに出来、 メタルの質感が全体の都会的なイメージをより引き立たせます。
ホワイトはしっとりした柔らかな風合いのプレミアムコットンを採用。
ストライプは上質なリネンにハンド・ペインティングが施されており、不揃いな柄が好印象です。
CREDIT
E.TAUTZ “CORE FIELD TROUSER” ¥34,000+TAX-
昨日のBlogで紹介したE.TautzのCore Field Trouserとのコーディネート。
双方ともオーバーサイズのシルエットを特徴としますが、
一緒に合わせても違和感無く良いバランスが取れています。
シャツにチノパンというシンプルなスタイリングでもこれだけの主張が生み出されるという点でも、このブランドの底力を感じます。
E.Tautzのシャツはタックインすると腰回りが良い感じに膨らみ、
アームホールと共に素敵なボリュームが生まれるのが特徴です。
そのため、ウエストのすっきりしたパンツに合わせてインしたスタイリングをおすすめしますが、
基本的に丈が長く、こちらのParker Shirtはポケットが付いているので、
敢えて裾を出してそのボリュームを楽しんでもいいかと思います。
CREDIT
m`s braque “HARLEM PANTS” ¥37,000+TAX-
遊びの効いた、ファッション性の高いボトムスに合わせても上手くはまってくれます。
タックアウトするとよりリラックスしたカジュアルな印象に、
タックインすると全体のボリュームが強調され、面白いシルエットが生まれます。
様々な個性の強いパンツに合わせても、
このシャツならきっと負けずに上手くバランスを取ってくれるはず。
E.TAUTZ “GEORGE SHIRT” ¥34,000+TAX-
続いてGeorge Shirtのご紹介。
オーバーサイズのシルエットにマンダリンカラーのデザインが特長です。
チンストラップのディテールがさりげなく首元に主張を加えてくれます。
上質なリネンの上にハンドペインティングによる爽やかな柄が目を惹くストライプ。
Loro PianaのRain System™のコットン素材を採用し、撥水性としっとりしたしなやかな風合いを特徴とするホワイトとデニムブルー。
どちらもこの値段が安く感じられる程、高級素材をふんだんに使っています。
Parker Shirt同様に比翼仕立てになっていますが、こちらの場合はポケットが付けられていない為、よりすっきりとした印象が生地の高級感と上品なシルエットを強調してくれます。
CREDIT
RICHFIELD “NO PLEATS MOHAIR WOOL TROUSER” ¥27,500+TAX-
サヴィル・ロウのクラシックなテーラーをベースとするE.tautz。
ただ、このブランドが見ている先は、既成のテーラーブランドのそれとも、トレンディなハイ・ファッション・レーベルのそれとも違います。
過去に存在した洋服を現在に蘇らせ、現代的なアレンジを行い、新たな過去、過去の新しさを提案する。
それこそ、2017年におけるE.Tautzのアイデンティティなのではないかと思います。
ハイ・ファッションの舞台に立つブランドとして、E.Tautzのアイテムは主張の強い個性的なアイテムに合わせると素敵なアウトフィットを作り出してくれます。
テーラードをベースにしているブランドとしてE.Tautzのアイテムはスーツやスラックスを用いたドレッシーな装いにも上手く馴染んでくれます。
上質なウール素材を使用したラインの綺麗なチャコール・スラックスに合わせ、 全体の印象を引き締めた大人なコーディネートを意識しました。
CREDIT
Ninetailor “Handhat” ¥15,000+TAX-
E.Tautzのアイテムは欧米人の基準でもかなり大きめのサイジング。
僕らアジア人においては更に大きく感じられるサイズ感。
しかし、このブランドのもう一つの素晴らしい所は、どのサイズを選んでも上手くバランスを作り出してくれる事だと感じます。
E.Tautzの洋服は個人的にも数点を持っているのですが、
サイズ選びに特に決まった基準も無く、XSからMまで色々なサイズのアイテムを所持しています。
どのサイズを着ても様になってくれる洋服。
「あ、これもアリだなあ」という認識の幅を広げてくれるアイテム。
ボリューミなパンツとのタックアウトスタイリング。
確か先程、E.Tautzのシャツはインしたスタイリングをおすすめしますと話していましたが、
すみません、やはりこれもアリです。
好きなブランドの紹介はついつい長文になってしまいます。
世界のファッション・シーンの中でも特に特徴的なバランスを取りつつ、
今のどのブランドとも異なるテイストを提案し続けているE.Tautz。
過去の物でもありながら、今の物である、
至上に優雅なオーバーサイズの紳士服。
是非一度、体験してみてはいかがでしょうか。
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