FRANK LEDER “MID SEASON” -PALM READER/FORTUNE TELLER-
2016S/S PREVIEW -WELCOME TO OUR “ROOTS”-
2017/07/14(FRI)〜2017/07/17(SUN) 1LDK AOYAMA HOTEL -2017A/W PREVIEW-
洋服を見る前に、占い師のテントに入ってクリスタルボールと向かい合ってみてください。
そのテントの中では、今回FRANK LEDERが用意した、とても珍しい音源(トランス状態で人が話していたり、未来を描写している様子)が流れています。
カードで未来を占い、散りばめられたフォーチュンクッキーを割ると中からは意味深な格言が。
FRANK LEDER “2017A/W MID SEASON COLLECTION”
-PALM READER/FORTUNE TELLER-
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
今回のコレクションは、FRANK LEDERが買った20個のフォーチュンクッキーが着想の原点。
クッキーを割り、中に入っている紙切れに書かれた20の格言を見て、その格言そのままの文章、フォントとスタイルを使って、ラベルを作っています。
このMID SEASONのガーメント/バッグ全てにこのフォーチュンクッキーの格言を載せたラベルがつきます。
どの格言がつくかはお楽しみ。
付け加えて、全てのガーメントにはタロットカードが付いてきます。
ガーメントの全てには、特別にデザインした”マジックエリア”があります。
そこにはFRANK LEDERラベルと格言ラベルがヴィンテージの織りテープで繋がっており、
ライフライン、生命線のシンボルとして一本の紐が付いています。
その付近に怪しげなタロットカードも潜んでいます。
コレクションには3つのグループがあります。
今回のコレクションから新たに用いられる素材:WASHED GERMAN VENTILE COTTON
FRANK LEDER “WASHED GERMAN VENTILE COTTON BOMBER WITH BAG” ¥78,000+TAX-
ドイツで生産されたVENTILE COTTON。
非常に希少な生地です。
極限まで糸を打ち込み、高密度にすることで加工に頼らずに防水/撥水機能を持たせた素材。
それに洗いをかけることにより、独特なこなれたシワ感が特徴的な生地を使用しています。
余談ですが、S.E.H KELLYでも代表的な生地であるVENTILE COTTON。
自国で生産するのは手間も費用もかかるので、将来的に生産拠点を国外に移す事になるそうで、ヨーロッパならではの雰囲気を持つVENTILE素材は今後手に入れるのが非常に困難になります。
最近のFRANK LEDERのコレクションではありそうで無かったアイテム。
コンパクトなサイズ感ながら、生地の雰囲気が抜群にあるミリタリータイプのショートブルゾンです。
4つ配されたフロントポケット。
下部のフラップ付きのポケットの裏にはハンドウォーマーポケットも。
過去のコレクションで出されていたこういったブルゾンタイプのアイテムは中々変わったバランスの物が多かったのですが、
今回のこのブルゾンのバランスは本当に良いです。
首元、裾、袖のリブにはのちほど紹介するGERMAN ORGANIC COTTON JERSEYを使用しています。
ZIPにはririを採用。
ここ数シーズン、コッペルのジップを用いることが多かったのですが、ジップの表情が変わるだけでかなり雰囲気が変わります。
FRANK LEDER “WASHED GERMAN VENTILE COTTON WINDBREAKER WITH BAG” ¥88,000+TAX-
先ほどのブルゾンと同じくWASHED GERMAN VENTILE COTTONを使用したアノラックパーカ。
こちらも最近のFRANK LEDERでは中々見かけないアイテム。
過去にリリースしていた同じ様な類の物はクセが強いものが多かったです。(そこも良かったのですが。)
1LDK AOYAMA HOTELではブラックを選択したこともあり、アノラックというアイテムながら都会的な雰囲気漂う仕上がりに。
洗いがかったやや光沢のあるVENTILE COTTONと、riri zipの黒、ジップテープの深い青、ヴィンテージのドローストリングテープのグレー。
それぞれの配色のコントラストがとても良いです。
ざっくりと一枚で。
コットン素材なので合わせるアイテムによっては通年お使い頂けます。
春先にはトロピカルウールのトラウザーで都会的に。
梅雨時期にはショーツにサンダルといった軽快な装いに合わせてみては。
秋冬物の生地感のあるアイテムとの相性もとても良いはず。
こういったアイテムは上からジャケットやコートといったラペル付きのアイテムと合わせたくなります。
身幅、裾幅はドローストリングで調整可能なので、合わせるコーディネートによって変化させて下さい。
そして、GERMAN ORGANIC COTTON JERSEY。
FRANK LEDER “GERMAN ORGANIC COTTON JERSEY CARDIGAN WITH BAG” ¥48,000+TAX-
南ドイツの小さな家族経営のミルで生産された生地を使用しています。
ガーメントに漂う、天然染料の優しい香りを感じる一枚。
“カーディガン”とは名づけられていますが、ノーカラーのブルゾンといった方が伝わりやすいと思います。
色味は深いブルー。
使い込んで行った際の表情に期待が出来ます。
軽く、柔らかな着心地。
ヴィンテージのデッドストックの釦がグッと雰囲気を醸し出します。
コーディネートもしやすく、ジャケットのインナーにも使えるようなアイテム。
FRANK LEDER “GERMAN ORGANIC COTTON JERSEY HOODY WITH BAG” ¥38,000+TAX-
同素材のクルーネックスウェット/フーディ。
ドイツならではの生産背景を探すのが難しい事もあるのでしょう。
FRANK LEDERでが久しくこういったスウェット物はリリースされていませんでした。
上がりが小さかったり、ボディバランスも難解な物が多かったので割とチャレンジ的なアイテムだったのですが、
今回のコレクションの物はとてもバランスが良いです。
1LDK AOYAMA HOTELでは表地にパイルを使用した物をブラックのみ、オーダーしています。
ところどころに縦糸のグレーが入る表情ある一枚。
FRANK LEDER “GERMAN ORGANIC COTTON JERSEY CREW WITH BAG” ¥33,000+TAX-
インパクトのあるプリントの説明は後でします。
そして改良を加えたF.L DEUTSCHLEDER BAGS。
DEUTSCHLEDER/PLANT DYED DEER LEATHER HUNTING BAG ¥33,000+TAX-
ブランドのアイコン的存在:DEUTCHLEDER(ジャーマンレザー)を使用したショルダーバッグ。
ドイツのタンナーによって鞣されたディアスキンのヌメ革/ヴィンテージのベルトバックル/リネンのヴィンテージテープを使用した一品。
ヌメ革/コッペル/ジャーマンレザー/リネンテープ。
用いられた全ての素材が経年変化によって良い味を出してくれるでしょう。
何よりサイズ感が良いです。
FRANK LEDER自身を、身を投げ出される程の交通事故からも守ったジャーマンレザー。
カメラケース等に用いても良さそうです。
このシーズンのガーメントには、全てFRANK LEDER本人の左手がプリントされたバッグが付属します。
本当に真面目にやっているのかは定かではありませんが、とても雰囲気が良いです。
これだけでも欲しくなるくらいです。
赤い生命線のプリントはFRANK LEDER本人が手書きで描いているので一つ一つ違った仕上がりになります。
ダークでミステリアスながら、デザイナー自身の遊び心を感じるコレクション。
夏と秋冬の境にリリースされる為、時期的な難しさからオーダーするか非常に迷いました。
(オーダーしてもお客様の手に渡らなければ何も意味がありません。)
ですが、文中にも何度か書いている通り、ここ最近のFRANK LEDERではリリースされて来なかった様なアイテム達。
そしてその現代的なボディバランス、アップデートされた素材、ディテールなど。
FRANK LEDER自身の小さな移り変わりを感じた品番は紹介したい、と思いました。
何よりも単純に物として格好が良いです。
是非店頭でお試しください。
※FRANK LEDER “MID SEASON” -PALM READER/FORTUNE TELLER-の発売は内覧会開催日:7/14(金)から発売となります。
内覧会のご案内は、明日致します。
○ お問い合わせ先
1LDK AOYAMA HOTEL
〒107-0062
東京都港区南青山6-8-18
03-5778-3552
1LDK AOYAMA HOTEL at 里山十帖が始まりました。
皆様のご来店を、心よりお待ちしております。
1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上