” FRANK LEDER ” – FUNDAMENT EXPERIMENTAL PIECES – #1
FRANK LEDER SPRING / SUMMER 2018 ” BOHEMIA “
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
パンの中に詰めて一緒に焼いたシャツ。
鳩の糞にまみれたジャケット。
購入した人自ら染める、ワインと瓶が一緒に売られているジャケットなど。
FRANK LEDERは自らのコレクションで数多くの実験的な試みを行ってきました。
単純に物としての迫力/魅力もそうですが、その一見不可解に思える行為に含まれたFRANK LEDERからのメッセージをどう解釈して楽しむか、というのもこのブランドの醍醐味の一つ。
2018S/Sシーズンコレクション：BOHEMIAにラインナップされる、
FRANK LEDER自身が一点一点ハンドダイ/ペイント/ブリーチを施したコレクション：FUNDAMENT EXPERIMENTAL PIECES。
その手間のかかる工程の都合上、本コレクションとは少し遅れて到着しましたが、ようやくこれで2018S/Sシーズンのアイテム全てが揃いました。
まずは昨シーズンにリリースされたFUNDAMENT COTTON / LINENシリーズにブリーチと製品洗いをかけて表情を変化させたアイテムから紹介していきます。
FRANK LEDER – FUNDAMENT EXPERIMENTAL PIECES –
” BLEACH FUNDAMENT COTTON / LINEN COAT ” ￥128,000+TAX-
合わせるアイテム次第でシーズン問わずに着る事の出来るFUNDAMENT COTTON / LINEN。
リネンの発色の良さ、経年変化、コットンのタフな質感が上手く組み合わさった生地です。
生地自体のカラーバリエーションも豊富ですが、1LDK AOYAMA HOTELでは良い意味でくたびれた風合いを一番感じた、グレーベースの物のみピックアップしています。
個人的なオススメはこのコート。
暖かくなると洋服を着るのが面倒になるのが正直なところ。
適当な格好にさらっと羽織るだけでOKな気軽な感じがこれからのシーズンにピッタリです。
また、僕のFRANK LEDERのイメージは「ドイツの不良の洋服」
どんなに着飾っても、その裏に見え隠れする退廃的でくすんだ世界。
そのイメージに、このコートはぴったりだとは思いませんか。
肩の力を抜いて、カジュアルに着回すコート。
オススメです。
FRANK LEDERが提案する、一つのガーメントをとことん着込んで味を出して自分の物にしていく魅力。
今回の– FUNDAMENT EXPERIMENTAL PIECES –では、デザイナー自身が自らのコレクションの新品のガーメントに手を加える事で、その着込んだ後の表情をより想像しやすくしてくれている様な気がします。
長年着回して味わい深くなったガーメントと、新たに手に入れたガーメント。
そのコントラストを楽しむ事が出来るのもFRANK LEDERというブランドならではです。
もちろん、今回の– FUNDAMENT EXPERIMENTAL PIECES –もこれから着込む事で更に表情を変化させていくでしょう。
明日もまた引き続き、– FUNDAMENT EXPERIMENTAL PIECES –に焦点をあてて紹介していきます。
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