m’s braque for 1LDK AOYAMA HOTEL vol.1
1LDK AOYAMA HOTEL – 4th anniversary –
ヨーロッパ各地を回り、ヴィンテージやデッドストックなど現代では再現できない貴重なもの、意匠的な素材や付属で独自のパターンメイキングを表現すること。
テーラリングをベースにしながら、艶や色気と共に独特の‘抜き’が内在。
日本の職人技術を取り入れる事、新しいステッチを試みるなど、途切れることのない創作への意欲。
表層的なデザインだけでなく、カッティングや流れる曲線を大切に、着心地とデザインを両立。
その圧倒的な背中の美しさ、こだわった‘物造り’を追求し、独自のスタイルを提案するブランドが存在する。
“m’s braque”
目指すのはモードとクラシックの間のリアルクロージング。
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
本日は今週末から発売を開始するm’s braqueの別注アイテムの紹介を行います。
フランス:パリにアトリエを構える日本人デザイナー:松下貴宏氏が手がけるブランド、m’s braque。
ラテン的な艶やかさ。
ブリティッシュな構築的で重厚感のある厳格さ。
イタリアンな軽快さ。
アメリカンな合理的で良い意味での大雑把さ。
そして日本人の持つサンプリング能力と、一つの事をとことん突き詰める遊びが生み出すコレクションの数々。
m’s braqueの2018A/W コレクションはデザイナーの松下さんが昨年夏のバカンスで訪ねたというイスラエルで受けた衝撃をデザインに落とし込んでいます。
真夏でも黒いハットに白いシャツ、黒いスーツで正装したユダヤ教信者たち。
規律を堅く守る人々の姿を見たときの、背筋が伸びるような、ドキッとした、その感覚をコレクションで表現しています。
レザー・フラノ・ウールギャバ・ウール/コットンビエラ・コットンツイル・ベロア・ファンシーツイード等。
様々な素材で表現される”黒”のコントラスト。
そのユニークながらストイックなコレクション内容を見た瞬間に、今回のm’s braqueの別注も黒で統一しようと決めました。
“m’s braque for 1LDK AOYAMA HOTEL”
– S5B Stand Collar Cutaway Jacket [ Black Stretch Wool] – ¥88,000+TAX-
2019S/S シーズンよりm’s braqueの本コレクションにて復活を遂げる当モデルを、1LDK AOYAMA HOTELでは先駆けて復刻別注しています。
生地には黒のストレッチウールを採用。
スポーティな素材ながら、上品な光沢とムラのある生地感が特徴的。
薄い肩パッド入りで前肩気味にしっかりと肩の入るパターンと、比較的ゆったりとした身頃が生み出す立体的なシルエット、軽やかで上品な生地が生み出すドレープも特徴の一つ。
比較的ゆったりとしたパターンを視覚で感じさせない、裾のカッタウェイライン。
スポーティな印象を与えるスラントポケットが、腰回りをシャープに印象付けます。
釦は4つ釦の重ねで付けていますが、袖のお直しも可能な仕様に指定したので、
もし袖丈が長い場合や本切羽にしたい場合、釦のつけ方を変更したい、等ご希望があれば一緒に考えたいと思います。
m’s braqueデザイナー:松下氏のジャケットは、フロント蹴回しにかけて脇に逃がすようにカーブを描きます。
反面ウェストラインをまっすぐに落とすダブルブレストのJKTもコレクションに存在するなど、中庸なラインがあまり存在しません。
それぞれのジャケットに対する逃がし具合が女性的な感覚も混ぜつつも、本気のフォーマルのムードを漂わせています。
表地の黒がより映える様に裏地はサックスブルーのキュプラ地。
チーフポケット部もチーフの様に使える様に同じキュプラ地が用いられています。
釦を留める位置でシルエットの調節も可能。
ラペルを返せばガラリと印象を変えることも出来る、コーディネートの幅の広い一枚。
CREDIT
“UNIVERSAL PRODUCTS for 1LDK AOYAMA HOTEL”
– Wide Wale Black Corduroy 2-Tuck Trousers – ¥22,000+TAX-
今回同時に発売を開始するUNIVERSAL PRODUCTSの太畝のコーデュロイパンツの様に、生地感のあるアイテムとの相性が抜群に良いです。
ジャケットの美しい生地と、パンツの男心くすぐる良い意味での野暮ったさの双方の良さを引き出します。
今回の別注は艶やかな黒が際立つ上品な生地ですが、緯糸と縦糸の糸の太さの違いにより所々ムラの様に入る起毛感とストレッチウールのスポーティな表情も持っているので、カジュアルでカントリーなアイテムとのコーディネートも違和感なくこなせる事もポイントの一つです。
フロントのカッタウェイラインは、ジャケット自体をコンパクトに見せます。
パンツの腰回りからのシルエットも視覚的に見えやすくなります。
着ると合わせるパンツの良さが際立つジャケットです。
もちろんスリムなスラックスを合わせた際は全体の印象がガラリと変わります。
余談ですが、先日発売したCLASSのSUPER SLIM SLACKSはこのジャケットとの相性も考えて別注をお願いしました。
変則的ですがブルゾン感覚でスウェットにカットソーといったラフな合わせもオススメです。
Midorikawaのスウェットパンツのラフな色気を感じるコーディネート。
ジャケット自体の身幅・肩幅はしっかりとあるのでインナーにデニムジャケットやレザーブルゾンを挟み込んでも良いかと思います。
インナーの素材感が変わるだけでコーディネートの幅は拡がります。
暖色系の洋服と合わせて色のメリハリをつけても。
反対にこのジャケットをインナー使いしても◎
生地の表情はしっかりとありますが、生地自体はそこまで厚くないのである程度上に被せるジャケットは選ばないと思います。
ルーティンになりがちなジャケットのVゾーンを変化させてみてはいかがでしょうか。
素材感によって無限に変化する黒のコントラスト。
是非お楽しみ下さい。
イージー/リラックス/ストレスフリー等、ここ数年楽な方楽な方に自分自身もシフトしている中で、
今回のm’s braqueの別注は「久々に思いっきり格好がつけたくなる様な」アイテムを目指しました。
白シャツ一枚で雰囲気がしっかりと出るジャケット。
特にこのジャケットに合わせる為に新しく何かを買い物する必要もなく、
既に持っている洋服で十分に遊べると思います。
明日は組下として作ったパンツの紹介を行います。
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1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上