cantate 2019S/S presentation at 1LDK AOYAMA HOTEL
1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
昨日ご案内した通り、1/18(金)よりcantateの2019S/Sコレクションが立ち上がります。
実際に着用して紹介したいのが正直なところですが、商品/サンプルの到着が開催日前日になる為、先にブツ撮りだけで紹介致します。
“Gun-club Balmacaan Coat” ¥185,000+TAX-
英国の狩猟クラブのメンバーが好んで着ていたガンクラブチェック。
ベージュをベースにブラウン、ネイビーの3色で表現し、さらにイエローのオーバーペーンを加えるといったcantateらしい上品な色合い。
素材には経糸/緯糸ともに原料も紡績もヨーロッパのリネンを使用。
通常リネンは経糸/緯糸ともに単糸が多いのですが、今回は一手間加え経糸を双糸にすることによって高密度に織り上げています。
その為一般的なリネンと比較すると生地がダレにくく、綾目が綺麗に見えるとともに、鋭角なシワが入りにくく生地の復元力が高いのも特徴。
最終工程でシルケット加工を施し、さらに尾州産地特有の強い押さえをかけることにより上品でシルキーな光沢と発色の良さ、膨らみを感じさせる風合いを。
そのこだわり抜いた生地を載せるのはシンプルな佇まいと使い勝手の良さが好まれて定番となったバルマカーンコート。
シルエットはややゆったり。
背中にはドレープが出るようにタックを取ることで後ろ姿もエレガントに見せ、ボタン付きのバックベルトを高めに配して、脚を長く見せる効果も加えています。
両玉縁の比翼仕立て、袖裏のシルクとリネンのシアサッカー地使いなど、他に類を見ない作りにもご注目下さい。
軽く羽織れる一方で生地感はしっかりとあるリネンのコートは、季節の移り変わりの多い日本の気候にぴったりなアイテムです。
“Trench Coat” ¥168,000+TAX-
昨春夏シーズン、1LDK AOYAMA HOTELでもインライン/別注ともにご好評いただいたトレンチコートが今シーズンもコレクションにラインナップされています。
今回もスーピマコットン60番双糸を使用。
経糸をオレンジ、緯糸をブルーがかった薄いグリーンにすることで、昨年のモデルとは異なる色合いで表現。
高密度で織り上げられた生地は光の加減で独特の玉虫色に輝き、色の奥深さと独特な光沢感を楽しむ事が出来るはず。
肩がいかつく見えないよう、エポレットを省いてラグランショルダーに。
ガンパッチは前を閉じた時に一番上のボタンで留める特別な仕様。
今回も襟裏は限りなく細かいジグザグステッチを配し、通常のステッチの間にもう一度ステッチを入れる事で、襟を立てた姿も美しく凛とした表情に仕上げています。
ベルトには落としてしまわないようボタン付きのストラップを付けると共に、左腰部のループを二重にして留める事が出来るという、気を利かせた独自のディテールを取り入れています。
トレンチコートではまず見られない大見返し、袖浦のシルクリネンの生地使い。
そして背裏に採用されたキュプラウールは汗をかいてもすぐに吸収/放湿する為常にサラッとしたドライな肌触りに。
背中が非常に美しい、こだわり抜いたパターン。
従来のトレンチコートの持つ魅力はそのままに、厳しさと重々しさを綺麗に取り除いたcantateのトレンチコート。
永きにわたり、持ち主の定番的なアイテムとなってくれるはず。
“Fish Tail Parka” ¥110,000+TAX-
アメリカ陸軍が防寒対策用にフィールドジャケットの上に羽織るパーカとして使用したのが、1951年型のモデルである「M-51」
通称モッズコート。
襟にはフードが縫い付けられ、両脇にはフラップ付き大型ハンドウォーマーポケット。
両肩にはエポレットが配されています。
また、裾の後ろが燕尾上に先割れし、裾に縫い込まれたドローコードにて下腿に巻きつけられる仕様が最も特徴的。
官給品の払い下げとして安く流通し、その使い勝手の良さからヨーロッパのモッズたちに愛用されたことから「モッズパーカ」。
裾の形状から「フィッシュテールパーカ」などと呼ばれています。
コットン60%/ナイロン40%からなる混紡生地:ロクヨンクロスに塩縮加工を施し、綿糸で縫い上げた後に製品洗い。
各所にパッカリングが現れる独特な風合いの表情に。
是非実物を見ていただきたいのですが、ジップを止める3本のステッチは3本針ミシンではなく、一本針のミシンで3度縫うという巧みな職人技が光るディテール。
その証拠に最後の糸留めに至るステッチはそれぞれカーブして一本にまとまります。
見た目とは裏腹に軽い着心地。
梅雨時や季節の変わり目の雨が降るのか降らないのかわからないような不安定な天気の際は、くるくると折りたたんでバッグに詰めても邪魔にはなりません。
ハリのある生地は多少の雨であれば避けられます。
レインコートとしての機能服としての着用にも期待が出来る一枚。
普遍的で様々な解釈が可能なモッズコートを、cantateの美学を元に再編集した一枚。
普遍的なアイテムだからこそ、他との違いを確実に感じる事ができるはずです。
“Band Collar Shirt” ¥42,000+TAX-
触って驚いて、着て更に驚いて下さい。
エジプトの超長綿:GIZAを使用し、70番単糸のコンパクト糸に紡績。
こうする事で毛羽も極力抑えられた高級糸に仕上がると共に、発色性が良く、柄のコントラストが鮮明に出るのが特徴。
その柔らかくサラッとした肌触りの良さは、従来のシャツのイメージをきっと覆してくれます。
ベージュ/ネイビー/ブルー/オレンジの糸を使用したベージュ。
ブラック/白/ネイビー/ライムグリーン/オレンジの糸を使用したグレーの2色をラインナップ。
チェックでもカジュアル過ぎる印象を与え過ぎないのは、高品質なコットンが放つ佇まいと味わいによるところが大きいと思われます。
一枚で着こなすのはもちろん、チェックの柄を効かせたレイヤードなど、様々な着こなしを楽しむ事のできる。
新しい表情のチェックシャツです。
“Safari Shirt” ¥49,000+TAX-
cantateのシャツを手掛けている職人が作り上げたサファリタイプのシャツジャケット。
シャツ地で綺麗なラペルを形成するのは困難を極めますが、納得して頂けるクオリティに仕上がっています。
襟のフラシ芯を見て触れると裏面がサラッとし、表面は若干起毛しているのが分かります。
起毛した表面はステッチが沈むので、立体的かつソフトな風合いの襟のロールの表現が可能に。
糸にはエジプトの超長綿GIZAを使用。
贅沢にガス焼きして細く痩せた糸を双糸に紡績する事で、発色性が良く、また上質な光沢を持ち、極力毛羽を抑えた高級糸に仕上がっています。
その手間をかけた高級糸をドレスシャツと同じく平織りのブロードに織り上げ、贅沢に仕上がったサックスとホワイトのシャツ生地をサファリジャケット型に仕立てた今作。
袖はあえて長めに。カフやボタンを省いています。
無造作に袖捲りし男らしい色気を楽しめる様な一枚。
上からジャケットをレイヤードしても、夏にショーツと合わせたコーディネートも可能な、シーズンを通して着用が出来る一枚。
“B.D Collar Shirt” ¥38,000+TAX-
ブルックスブラザーズが、19世紀末に生み出したボタンダウンシャツ。
英国でポロ競技を観戦していた創業者のジョン・E・ブルックスが、風にあおられてもシャツの襟が邪魔にならない様にと襟先をボタンで留めている選手の姿を見て、このシャツのデザインを思い立ちました。
そんな誕生の背景や、襟のロールの美しさを常に保てることから。
今ではメンズファッションに欠かせない存在となったアイテムを、cantateはブランド設立当初からワンランク上の上質な素材と縫製で作り上げています。
今回素材に採用したのは高級素材「GIZA86」
40番をガス焼きして毛羽を落とし36番単糸にした経糸と、3本の糸を撚った三子糸を緯糸に使用。
こういったオックスフォード地の生地には珍しく、ハリやシャリ感のあるしっかりとした風合いと、美しい表情が特徴的。
襟先はロールが綺麗に見える様に襟腰を3.8cmと低めに設定。
背中のショルダーヨークの位置が高い点は前作と同じですが、首回りに余裕をもたせたり、若干身幅を大きくする等、サイズ感とシルエットに変化を加えています。
時代感に合わせたマイナーチェンジ。
リラックス感が漂う一方で、B.D シャツの持つ男らしい印象を残した一枚。
“Linen Chambray Shirt” ¥47,000+TAX-
従来リネンの糸は、糸自体が伸び縮みしにくい性質のため力がかかると切れやすく、ロープ染色には向きませんでした。
しかし技術が向上。
インディゴをロープ染色して染め上げる事が可能になり、遂に完成したリネンのシャンブレーシャツ。
リネン特有のシャリっとしてサラサラな清涼感と、表面のナチュラルな風合い。
そこにシャンブレー生地が持つ緯糸の白糸によるムラ感が加わるという、今まで見た事がない雰囲気の記事を味わえる貴重な一枚。
着丈はやや長め。
サイドのスリットも長くしてブラウスの様な雰囲気に。
両胸にはボタン付きのパッチポケットを付け、ヴィンテージライクになり過ぎない様に襟はロングポイントで現代的に。
タイドアップしても着用できる様にアレンジしています。
カフス裏には補強のために芯止めステッチを複数走らせ、アールのついたカフの形状に合わせて綺麗に美しいラインを描きます。
また、前立てには別に用意した布をチューブ状にして乗せ、生地を織り込みながら縫う「乗せ前立て」という手法でラッパと呼ばれる金具をミシンに付けてチェーンステッチで縫い付ける等、熟練だからこそ可能な職人技が施されています。
釦には上品な輝きを放つ白蝶貝を手で縫い付け、襟にはフラシ芯を使用するなど、ドレスシャツにも引けを取らない豪華な作りがウリのリネンシャンブレーシャツ。
“T-back Jacket” ¥49,000+TAX-
18AWシーズンにて、1LDK AOYAMA HOTELでご好評頂いたT-BACK JACKETも19S/Sシーズンのコレクションにラインナップされています。
完売しておかわりし、その後も問い合わせを多く頂いたモデル。
詳しくはこちらのブログをご参照ください。
便利すぎて僕はこのデニムジャケットの在庫がある内はコーディネートに大体このT-back Jacketを使用していました。
“Denim Tapered Trousers” ¥34,00+TAX-
“1947type Jeans” ¥37,000+TAX-
T-back Jacket同様に毎シーズン完売しておかわりする、という流れを繰り返しているcantate定番のDenim Tapered Trousersや、1947type Jeansも入荷致します。
サイズが欠けてご案内しきれなかった方、この機会に是非。
こちらのデニムも過去のBlogにて紹介しておりますので、こちらのBlogをご参照ください。
“Moleskin Jodhpurs” ¥46,000+TAX-
2018A/Wシーズンもコレクションにラインナップされていた型。
2019S/Sシーズンも生地を変更して登場しました。
高級素材:GIZAコットンのモールスキンを採用。
オリーブドラブとベージュの2色展開で、オリーブドラブは同色の糸、ベージュはバナナイエローの糸を使用する事でヴィンテージの様な雰囲気を漂わせています。
モールスキンは細部にまで均等にパッカリングが生まれるのが特徴。
着込むほどにさらに良い風合いを生み出します。
縫製した部分にはバランスよく穿き込んだ様な風合いが現れています。
ただ、この生地の縫製には高い技術が必要な為、職人泣かせな作業です。
また、ジョッパーズパンツはほとんどの部分が曲線を描く為、仕立てるのが非常に大変です。
更にステッチの本数が細かく、他よりも圧倒的に多いcantateの製品に求められる縫製。
とにかく手間のかかった一本です。
裾紐は蝋引きで紳士靴に使われるものを使用しています。
是非一度、穿いて見てください。
緊張感のあるドレスシューズと合わせた際の凜とした表情が癖になるパンツです。
“Rugby Shirt” ¥37,000+TAX-
初登場となるラガーシャツ。
カーキに白と、白にベージュのボーダー2色で展開。(※1LDK AOYAMA HOTELではカーキと白の1色のみのお取り扱いになります。)
ラガーシャツといえば、比翼の前立てがポイントですが、裏にはcantateを代表する意匠の一つでもある、シルクのグログランテープを配しています。
この仕様は裾のスリットにも採用。
一本をVで縫い付ける丁寧な縫製が施されています。
ボディはGIZAコットンで、番手は50番を双糸使い。
カットソーではなかなか見られない高密度で編み立てる事で、丈夫で肉厚な素材に仕上がっています。
繊維長がとても長いことから均質で、強度にも大変優れ、適度な油脂分を含んでいる為優しい風合い、美しい光沢が見て取れます。
加えてサラッとした肌触り。
湿度の高い日本の夏でも爽やかな肌触りを保ちます。
春先から夏までのカットソーやシャツとのレイヤードを是非お楽しみください。
“Horizontal Stripe Shirt” ¥34,000+TAX-
cantateのカジュアルアイテムの中でも核となるロングスリーブのボーダー。
今まで生地の変更などマイナーチェンジはありましたが、今季はデザインを一新。
今までよりも身幅を大きく取り、ゆったりと着られるシルエットに。
また、ネックラインはボートネックと呼ばれるタイプですが、前身頃を水平に切った様なデザインに変更。
ラガーシャツと同じくGIZAコットンで、番手は50番を双糸使い。
カラーもラガーシャツと同様に2色展開です。
一枚で着こなしてもよし。
襟のカッティングをポイントにシャツを重ねるなど、ネック周りのアクセントを楽しむことが出来るボーダーカットソー。
ここまではcantateの2019S/Sコレクションのインライン。
1LDK AOYAMA HOTELでは毎年内覧会のタイミングでデザイナーの松島さんにお願いして別注アイテムを用意しています。
そして、もちろん今回の内覧会でも。
今までの別注は、2018S/SシーズンのTrench Coatの色別注であるTrench Coat for 1LDK AOYAMA HOTELや、
2018A/WシーズンのCoverallの生地変更を行ったRoyal Flannel Coverall等、従来のコレクションラインのピースをマイナーチェンジする別注を行って来ました。
毎回展示会や内覧会の際に別注の内容を松島さんとお話しして決めることが多いのですが、
今回は「せっかく別注を作るのだから、一から作りましょうか。」という話に。
cantate for 1LDK AOYAMA HOTEL
“Gun-club Fishing Jacket” ¥145,000+TAX-
「ガンクラブの生地がすごい格好良かったんですが、あれ使ってなんか作りたいんですよね。春でも秋でも冬でも着こなし次第で着られる物。そうなってくると活躍する場も増えるから、着込む程に風合いも雰囲気も良くなるリネンの生地がベストだなーって思っていて。」
と、こちらの希望だけ伝えて出来上がったのがこのフィッシングジャケット。
写真だけで伝わるこの美しい佇まい。
カーブの効いたポケットが多いフィッシングジャケットにも関わらず、完璧な柄合わせ。
そして、裏のステッチすら美しいcantateらしい仕上がりを見ていただきたかったのと、着用するシーズンを極力制限しない様に裏地はつけない仕様に。
アイテムとしての癖を感じさせず、よりカジュアルなレイヤードを楽しめる様に襟はスタンドカラーに。
見る方向によって表情が変わる上質な風合いのコーデュロイのガンパッチ。
贅沢にも全ての釦に採用された、cantateらしい意匠の一つである本水牛のホーン釦。
とことんカジュアルにも、テーラードアイテムと合わせたドレッシーな着こなしにも対応の出来る物が出来上がりました。
その他、細かな仕様は実物が到着した際に詳しくお伝えさせてください。
※cantate for 1LDK AOYAMA HOTEL “Gun-club Fishing Jacket”は、1/18(金)から販売を開始致します。
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