TANAKA for 1LDK ~冬を越すデニム~
こんにちは。
1LDK AOYAMAの小林です。
今回は週末に控えた1LDK 15th Anniversaryの別注企画として我らがTANAKAにお願いしたCOVERALLをご紹介したいと思います。
そもそもTANAKAといえばデニム。
青山店でもパンツやデニムジャケットなど定番からシーズンものまで幅広くセレクトしています。
それ以外も素晴らしいラインナップ、クリエイションなのですが、事デニムにおいては信頼度が違います。
デザイナーのタナカさんはヨウジヤマモトやユニクロでのデニム部門のチーフデザインといった経験を経てモードからベーシックまで幅広い知識の持ち主。
デニムというとアメカジのイメージが強く懐古主義になりがちですが、女性ならではの感性で上手く過去のアーカイブと現在のテイストをMIXしリアルクローズへと昇華しています。
今回別注したのはインラインにて展開している定番のCOVERALLがベース。
TANAKA for 1LDK 15th anniversary
“DENIM COVERALL JACKET”
COL: INDIGO
SIZE: S / M / L
¥74,800 TAX IN
デニムパンツやジャケットなど選択肢は他にもありましたが、個人的に去年あたりからデニムカバーオールが気になっていました。
秋冬の別注として作るなら冬も着れるモノにしたい、という事で以前から古着でも探していたブランケット付きのカバーオールにロックオン。
ブランケット付きカバーオールといえば、Leeの名作として知られる81-LJ。(写真上)デニム好きの方なら一度は目にした事のある逸品。
今回はこの81-LJをベースに、TANAKAのカバーオールに落とし込みました。
インラインのカバーオールの完成度がかなり高く、基本的に余計な事はせず、原型から変更するのは大きく襟元と裏地。
Leeではサンドベージュのコーデュロイに裏地がマルチボーダー柄のブランケット。(ストームライダーのあの柄です。)
もちろんそれはそれで完成されたアメリカ的、もっというと西部的なカッコ良さがあるのですが、もう少しウチらしくアメカジ色を薄めて、都会的でモダンな雰囲気のベクトルに、、
という訳で襟元はデニムと同色のネイビーに、そして裏地は保温性の高いアルパカウール生地を採用。
そしてレイヤードしやすい様にオリジナルでは付かないキュプラを袖裏に配しています。
見えない所も抜かりなく。
ここで意識したのはお国柄と多様性。
TANAKAは様々な人種が行き交う「人種の坩堝」と言われるNY発のブランド。故にアメリカ感はしっかり残しつつもよく見ると多国籍感の要素が潜んでいます。
まずベースのカバーオールという形は言わずもがなアメリカ。
そして肝心の生地は日本が誇る岡山のカイハラ社のデニム。
別注ポイントである襟と袖裏のコーデュロイと裏地。コーデュロイといえばイギリスが誇る生地メーカーブリスベンモス。贅沢にも使おうという構想もありましたがコスト面で断念、、代わりに日本製でコットンウールの良いコーデュロイが見つかったのでそちらに変更。
裏地はブリティッシュを思わせるブラックウォッチ配色のチェック柄。
言われなければわからない所ではありますが、日米英の3国要素が同居した1着に仕上がりました。
UNIVERSAL PRODUCTS. “FELTED MERINO WOOL CREW NECK SWEATER” ¥33,000 TAX IN
UNIVERSAL PRODUCTS. “FELTED MERINO WOOL KNIT PANTS” ¥35,200 TAX IN
コーデのイメージはスウェットセットアップの様なカジュアルな所謂1マイルウェアの上からバサッと羽織るカジュアルな合わせと、テーラードジャケットの様なタイドアップのハズしとしての提案。
STAFF作田には、UPのフェルトウールのセットアップの羽織りにオンしてもらいました。
ここ2,3年前ならシャカシャカ系、テック系の羽織りをチョイスしていましたが今期はもう少しクラシックな気分。
今回はネイビーでまとめましたが、シンプルにグレーのスウェットでも良さそうです。
エンジニアドカフスは折り返して袖裏のコーデュロイをチラ見せするのがオススメ。こなれ感がプラスされます。
Unlikely Dry goods “Unlikely Assembled Blazer” ¥99,000 TAX IN
m’s braque “NEW FLARE PANTS” ¥50,600 TAX IN
もう一方は対照的に、タイドアップスタイルの上から。
本来ならステンカラーやトレンチコートを羽織る所を、ワークJKでハズすイメージ。
スーツにバブアーを合わせる様な感覚に似ているかもしれません。
実際着てみると、通常のカバーオールよりも適度な重量があり安心感があります。
冬が近づくにつれてデニムジャケットの出番はなくなる一方ですが、これなら年内は間違いなくこのカバーオールを羽織るだけでいけちゃいます。
一発で暖かくて楽チンなダウンもいいですが、秋冬の醍醐味はやはりレイヤード、重ね着。
今シーズンはコイツを重ねて冬を乗り切りましょう。
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1LDK AOYAMA 小林
September 20, 2023, 9:35 PM
Category: Kobayashi