ビスポークの世界を身近に
こんにちは。
1LDK AOYAMAの小林です。
去年あたりからクラフトマンシップが感じられる丁寧に仕立てられたスラックスをちゃんと履きたいという原点回帰の流れもあり、今期の青山店は素晴らしいトラウザーやスラックスをたくさん仕入れました。
前回紹介させてもらったHUM VENT × ZINSも好評頂き残すところ僅か。
今回はそれに負けず劣らずの正統派。
Fumiya Hirano THE TROUSERS
その名の通り、マスターテイラーである平野史也氏によるパンツ専業ブランド。
ドレス界隈ではかなり話題の人、ですがカジュアルがメインの洋服屋では聞き慣れないブランドかもしれません。
元々は泣く子も黙る英国の名門テイラーであるヘンリープールにて修行・経験を積み、その後自身のアトリエをSaville Rowで構えていた経歴を持ち、現在は日本に帰国して西麻布にアトリエ兼店舗を構えています。
ビスポークというと敷居が高く感じ、あまりオープンではなくどちらかと言うと閉ざされた世界。
元々は貴族階級や富裕層相手の商売がメインというバックグラウンもあり、いたし方ないのですが、平野氏のような売れっ子テイラーにビスポークをお願いするのは費用的にもアポイント的にも難しいのが現状。
そんな閉ざされたビスポークの世界に少しでも触れていただけるのが平野氏のいわば既製品ラインにあたるFumiya Hirano THE TROUSERS。
オーダー形式も形が4種類ほどあり、それに生地スワッチから型に乗せる生地を選びオーダーするという流れ。
悩ましくもあり、楽しい時間でした。なのでオーダー内容は展示会時にほぼ8割型は決まっていました。
その中から今回選んだのは2型。
COL: BEIGE / KHAKI
SIZE: 34 / 36 / 38
¥52,800 TAX IN
2インプリーツのテーパードシルエットで一番ベーシックなモデル、Burlington。
なんだかんだこの手のシルエットのパンツが流行り廃りもなく一番使えます。
1周回って久しぶりにスッキリ目のパンツを履きたいという方にもオススメ。
ベーシックなモデルだけに載せる生地も通年使えるコットン素材をチョイス。しかしただのコットン素材ではなく英国の代表的な生地メーカーであるBrisbane Moss(ブリスベン・モス)を採用。
英国のスタイルを踏襲するだけでなく、パーツや生地も可能な限りイギリス背景でモノ作りをする辺り平野氏のこだわりが感じられます。
通常のパンツに比べ腰回りの作りが構築的。マーベルトに芯地を入れる事でノーベルトでもフィット感が良くタックインスタイルが映えそうです。
シルエットは裾に向かってキレイなテーパードを描くスタイルを追求。
COL: BLACK
SIZE: 34 / 36 / 38
¥52,800 TAX IN
もう1型はREGENTというストレートトップ、2インプリーツのモデルをチョイス。ベースは先程のBurlingtonとほぼ同じですがベルトループがなくサイドストラップで調整するスタイル。
生地はこちらもイギリス背景で高級リネンの代名詞であるSPENCE BRYSON(スペンス・ブライソン)のブラックアイリッシュリネンを採用。
今年の夏はブラックリネンのパンツを履きたいと思っていたので、このスワッチを見つけた瞬間、手にとっていました。
あまりブラックのパンツは履かない方ですが夏に履くリネン素材のブラックはモード感が出過ぎずに好きなんです。
かなり目の詰まったリネンなので履きこんだ時のシワや風合い、経年変化がかなり楽しみな1本でもあります。
腰回りはベルトループがないので、よりスッキリとした印象に。
夏はTシャツインにレザーサンダルなんかで合わせたいですね。
より身近に本場英国の空気感を纏った重厚感を感じ、体感して欲しい、そんな思いを込められたのがヒシヒシと伝わってきます。
※裾の仕様は全てフラシ仕様になるので、お好みの丈に調整可能ですので、スタッフにお気軽にご相談下さい。
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1LDK AOYAMA 小林
April 19, 2024, 6:41 PM
Category: Kobayashi