最強のマイ綿(メン)-最終幕-
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
私ごとなのですが、実は今月の頭に連休をいただいて少し早めの夏休みを過ごしました。
長野から始まり岐阜へ、最後は石川と、それはそれは延々と自然に触れる毎日で、
登山中にすれ違う、初めましての方たちとの挨拶をし合う文化、
ビル群が一切見えない満点の星空、
新鮮で美味しい地物の料理、
書ききれませんが、どれを取っても心が浄化される素晴らしい旅でした。
皆さんがどのように過ごされたのかもとても気になりますので、また店頭にてお話を聞かせてください。お待ちしてますね。
そしてそして、
今週でほぼ7月も終わりを迎え、夏もいよいよ佳境に入ってくるかなと思う頃、
やってきました。マイ綿ファイナルデリバリー。by Olde Homesteader
5月末から書き溜めていたこのシリーズも、今回のブログを持って一旦お休み。
何人に届いていたかはわかりませんが、気にして読んでくださった方々へ
本当にありがとうございました。
堂々の最終幕を飾るに相応しい、相も変わらず手間のかけ方と一切の妥協を許さない、olde things謹製の贅沢ファブリック計2型。胸高々にご期待ください。
それではまいります!
〈 Olde Homesteader 〉
” Y NECK SHORT SLEEVE ”
-EXTRA COTTON JERSEY-
COL: BLACK
SIZE: 42 / 44
¥19,800 TAX IN
まずはYネック、そしてEXTRA COTTON JERSEYというファブリックの全体像から。
インドの南部でしか取れない、ズヴィンコットンという超長綿が主な素材。
その風合いや光沢から別名宝石の綿とも呼ばれており、要するに至極贅沢なファブリックというわけです。
これまでのRUSTIC JERSEYはスーピマコットンの落ち綿でしたね。どちらも超長綿で贅沢なのには変わりないですが、ズヴィンの方が少し繊維質の面で丈夫。そして大きく違うのは素材の調理方法。
今回はこのズヴィンコットンをベースに、企業秘密の独自のブレンドで糸紡績し生まれた素材が全体像になっています。
そして驚くべきは、表地と裏地で編み方を変えているという点。
段差の部分で比べると、なんとなくわかるはず。
表地は天竺であえて甘めに編んでいます。このあえての部分は前回第一幕からも口酸っぱく書いていた、洗って自分のものにしていくという大切な過程を思い出して欲しいです。
水を通す事で甘めに編んだ生地が締まっていく。後ほども説明しますが、このモデルももちろん肩傾斜はありません。自分の体型に馴染んでいく、凝らされた工夫は表地にも仕掛けがありました。
そして裏地は鹿の子。凹凸がある分、肌への接着面積が少ないことから日本の猛暑でこそ、ジメジメとベタベタを解消してくれ、威力を存分に発揮してくれる。
頑張って文字起こしをしてはいますが、これはぜひ一度着てみて欲しいです。
有無を言わさない、圧倒的着心地に胸を打たれるはずです。
鹿の子特有の着崩れという心配要素を、表地の天竺部分でうまく打ち消すという耐久性という面でのバランスの取り方も圧巻。
肩傾斜のない仕様と、毎回書いてますが丁寧な脇下の縫製、末端は幅が太め、綺麗で丈夫なフライス編みの処理。タックインをせずに丈を出しても、見た目でわかる大胆な切り返しも、どこか心地良いですね。
お馴染みの品表タグはいつもと違う場所にいるので、些細な面白さも楽しんでください。
〈 Olde Homesteader 〉
” CREW NECK SHORT SLEEVE ”
-EXTRA COTTON RIB-
COL: ECRU
SIZE: 42 / 44
¥16,500 TAX IN
続いてリブ型。
こちらもズヴィンコットンを独自ブランドで糸紡績した素材となっています。JERSEY型と比べるとしっかりとした肉感のある肌触りで、より強度に目を向けたフライス仕様で編み立てられています。
これはなんといっても肌触り。質感はオールシーズンいけるドライな雰囲気を纏っていますが、ヌメっとした感覚もあり、長袖にも関わらず袖を通した瞬間どこか冷気を感じました。
ん〜文字起こしが本当に難しい生地。
そして見た目ではそこまでわかりにくいですが、こちらも編み地は設計上きちんと甘編みしています。
理由は、、、もう何回もくどいですね。
洗いましょう。笑
目を見張るのは色の奥行き。視覚が最初に捉える生成の色味にうっすら混じる桃色の影。
これを書いている自分はもうすでに秋口のレイヤードを思い浮かべていましたが、後にこの奥行きが絶対に効いてくるはず。
これまた特徴的なネック周り。襟の見返しの幅は曲線に沿って変化をつけていっているため、前はもちろん、斜めからの角度で見た時に少しスッキリと色気を纏う。
ちなみに襟は補強のための折り返しの処理がなされているので、耐久面でも安心。
こちらは末端にリブ処理はしておらず、その分風の抜けも良いので違った心地良さが。
美しい脇下の縫製がこれまた美しいですね、、、(何度でもあげます)
Olde Homesteaderの共通項として言えることですが、ハギのない着心地を追求した仕様に素材、ディテール、全ての部分でまたさらに着心地の良さを上乗せしてくる。
言っても長袖ではあるので、オンタイムでガシガシ着て頂くための提案というよりかは、少しだけ秋冬を見据えた自分なりの提案。
とりあえずこちらも一度着てみてほしいです。
長々と書いてしまいましたが、これにてマイ綿3部作終了です。
秋冬は何がくるのか、そして来年の春夏は!と考えるだけでワクワクするブランドですが、熱量そのままに、次もお待ちいただけますと幸いです。
それではまたブログにてお会いしましょう!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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