国鉄パンツ
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
本日ご紹介するのは、とあるブランドのパンツ。
個人的に最近の登場率が高く、ブログを書くか迷っていましたが、インスタのキャプションだけでは足りない…と適当な理由をつけてほぼ自己満で筆を取り始めています。
でもそれくらいご紹介したいパンツ。
と言っても本日はサラッといきますので、ご安心ください。

COL: BLACK
SIZE: 34 / 36
¥49,500 TAX IN


パンツ1型でブログを書く、となるとやはり思い浮かぶのはGurank。
古着に明るい方なら、一度は聞いたことがあるのでしょうか。
お恥ずかしながら自分は展示会でデザイナーの佐々木さんに伺うまでは知り得なかったデザイン。
1940年-50年ほどにフランス国有鉄道(現在のSNCF)と呼ばれる会社の職員に支給されていた古着の中でも銘品中の銘品があるそうでして。
その個体をデザインのソースにしているとのこと。
まだサスペンダーでパンツを履くことが今より浸透していた当時だからこそ、シンチバック上部のV字に開いた隙間が新鮮で面白い仕様に。
第二次世界大戦下に普及された服は、国力としてのコスト削減が先行してしまうことでデザインや素材的にも乏しいものが多く、それは古着を見ても明らか。
ただ、この国鉄パンツは違う。
当時製作されたものもしっかりとした固いダック地のもの、ディテールに妥協がないものが多く、フランス国内でどれだけ鉄道というものに重きを置いていたかが伝わってくる歴史を感じる1本でもあるそうです。
ただ、現代で履くというテーマの名の下にはシルエットや生地共に難しいため、パンツ作りマスターの佐々木さんがGurankらしいエッセンスを加えて、改めて表現したものになります。



生地はコットン×ヘンプの掛け合わせ。
写真だと伝わりにくいですが、生地の白いアタリやフシが所々に。
仕掛けとしては硫化染めを施す前に生地に蝋を塗ることにあります。だからこそ柔らかく履きやすい風合いに変貌を遂げつつ、雰囲気も損なわない仕上がりに。


シルエットは緩やかなテーパード型、股上も深めなので、ウエスト位置を調整して貰えばスニーカーから革靴まで、しっかりと守備範囲の広い1本です。
玄人感満載の名前とディテールですが、とりあえずかっこいいパンツが欲しい、みたいな漠然としているニーズにもきっと応えてくれるので、ビビッときた方はぜひ店頭に足を運んでみてはいかがでしょうか。
今週も沢山のご来店お待ちしております。
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました☺︎
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