cantate 2nd DELIVERLY
1LDK 2017S/S MEN’S STYLE SAMPLE
1LDK 2017S/S WOMAN’S STYLE SAMPLE
こんにちは。1LDK AOYAMA HOTELの渡邉です。
新作の立ち上がりから少し間をおいて、待ちわびていた商品が届きました。
毎シーズン展示会には行けず、展示会帰りのSTAFF河上から「またやばかったわ。」の一言と共に手渡される一冊の冊子。
暇を見つけてはそれを読み、半年後の入荷をいつも楽しみにしています。
”cantate”
ハレとケのワードローブ
日常と非日常が行き交う洋服。
普遍的なアイテムをベースに、圧倒的なモノ作りへの追求心を持って生み出されるプロダクト。
本日はこちらを。
cantate “CAVALRY SAFARI JACKET” ¥79,000+TAX-
はっきりとした綾織りの畝が特徴とされるキャバルリーツイル。
元々は騎兵(キャバルリー)の履いていたキュロットパンツ等に使われていた生地です。
ベースとなるサファリジャケットは平織りの素材を用いる事が多いのですが、カーキ色のサファリジャケットから着想を得て制作されたそう。
経糸にコットン、緯糸にシルクを用いて織られたこの生地は、シルク特有の光沢とヌメりがあり一層品のある仕上がりです。
経糸、緯糸で色の濃淡がはっきりとしているので、生地の色には奥行きがある点も魅力的。
また、ステッチもカジュアルなアイテムでは決してあり得ない運針幅。
ポケットのステッチはコバから0.5mm、各所のダブルステッチの幅も限りなく細く縫われています。
CREDIT
UNIVERSAL PRODUCTS “Rib L/S Knit” ¥26,000+TAX-
BLESS “Ultrawidepleated” ¥64,000+TAX-
COMESANDGOES “Linen Casquette”¥10,000+TAX-
フロントに2本のダーツが入り、着易さとフィット感も抜群。
綾織りの風合いが見事なので、パンツに雰囲気のあるアイテムを持ってきても双方が引き立ちます。
比較的タイトなシルエットを活かしてワイドなパンツでバランスをとると良さそう。
裏のない一重の仕様なので、着用できるシーズンが長い所も嬉しいアイテムです。
続いてはこちらです。
cantate “W-SWING TOP” ¥49,000+TAX-
経糸には定番のデニムパンツに用いられているカリフォルニア産サンフォーキンコットンを、
緯糸は硫化染めのグレーの糸を使用しています。
表面に起毛した風合いがありながらも、デニムとは言え、とてもきれいな仕上がりです。
cantateの作るデニムには、いつも驚かされます。
随所に用いられるパーツへの拘りにも驚きを隠しきれません。
両サイドに付いたバックルは1950年代のエンジニアブーツから型をとり、真鍮のダイキャスト製。
フロントのジップはYKK社のエクセラを使用。
エレメント一つ一つ全面へ入念な磨きをかけ、滑らかな開閉が実現されています。
磨きを経て生まれた風貌は品格さえ感じられます。
そして、キャバルリーツイルのサファリジャケット同様、運針幅も見事な仕上がり。
細番手の綿糸を使い、とても細かく縫われています。
無骨なアイテムに映える絶妙なステッチ。
こちらは、スーツ等を縫う工場に依頼したそうです。
CREDIT
STEPHAN SCHNEIDER “JUMPER CLOUDS” ¥35,000+TAX-
E.Tautz “PLEATED TROUSER” ¥55,000+Tax-
小振りな襟や、背中のヨーク、両サイドのプリーツと羽織るだけで完成されるシルエット。
すっきりとした丈は合わせるアイテムを選びません。
スラックスとデニムアイテムを合わせると、綺麗さと風合いがマッチし、どちらのアイテムの表情も引き立つものですが、
このデニムは一味違います。
きれいなアイテム同士で組み合わせたかのような統一感を感じることができます。
言い換えれば、パンツをチノパンや、ミリタリーパンツといったアイテムを持ってくると、このデニム地の品が増すはずです。
サファリジャケット、スウィングトップと古くからある普遍的なアイテムもcantateが手掛けるとまったく違った印象に。
ヴィンテージとされる洋服の中の、大量生産される前に当時の人々が思考錯誤し生み出されたアイテムは、仕立ての良さや素材の選定に拘りが見受けられます。
今では決してできないような、手間のかかる洋服が存在します。
そしてその”手間のかかる洋服”というのは風合いも見事で、今なお価値を見出す方が多いのも頷けます。
そういったアイテムに魅せられた一人として。
古き良き時代の洋服へ思いを寄せながら、日本の圧倒的な技術力を持って生み出されたcantateのプロダクトへ好感を持ってしまうのは当然なのです。
ベースとなったアイテムの解釈、製品に用いられる日本の技術力、素材の選定と、
商品が届くといつも、STAFF河上の「またやばかったわ。」の一言を思い出すのです。
○お問い合わせ先
1LDK AOYAMA HOTEL
〒107-0062
東京都港区南青山6-8-18
03-5778-3552
info@1ldkshop.com
1LDK AOYAMA HOTEL at 里山十帖が始まりました。
皆様のご来店を、心よりお待ちしております。
1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 渡邉
March 16, 2017, 8:48 PM
Category: Pick Up