ネイビーブレザーといろいろ。
” COMOLI ” – Suit Collection –
COMOLI for 1LDK AOYAMA HOTEL ” COMOLI BLAZER “
COMOLI for 1LDK AOYAMA HOTEL ” COMOLI BLAZER “ #2
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
「何を着ているか、どんなブランドを着ているかなんてどうでも良い。
大切なのは洋服を着ている人がその背景・その場所にどう溶け込むか。
何故そこにいて、何故それを着ているか、の方がよっぽど重要だと思う。」
これは僕の大先輩が言っていた言葉。
前職のクラシックな分野を抑えつつ、デザイナーウェアをメインにコーディネートしている諸先輩方の着こなしは本当に刺激的でした。
テーラードジャケットのインナーとしてルイスレザーのサイクロンを着ていたり。(めちゃかっこよかったです。)
テーラードジャケットを裏返しにして着ていたり。(何故。)
テーラードジャケットをそのままパンツにタックインしていたり。(パンツに入れられる物は全て入れていいんだ、と言っていました。)
働いている場所は違いましたが、テーラードジャケットの一部を解体してそのまま着ている方もいらっしゃいました。(何故。。。)
一緒に働いていた約3年間は驚きと衝撃の連続。
しかもその対象が一人や二人では無く、それぞれのベースも全く違うので、とても楽しかったです。
「そんなのありなんですか?」と、一度聞いてみたんですが、
「お前の浅い常識と小さな世界観で洋服の枠を決めつけるのはやめた方がいい。」と言う答え。
「お前そのコーディネート2度としてくんなよ。」と、言われた次の日に要所のポイントを整えて前日の僕と同じ様な合わせで出勤していた方もいらっしゃいました。
他にも色々ありましたが、シャイで身内に対する言葉は面倒なのか選ばない、不器用(良い意味です)な諸先輩方は、背中で常に何かを伝えようとしてくれていた場面が多かった気がします。
「今ナシな物が、早くて明日。遅くとも5,6年後くらいにアリになっているのが洋服。だから、何かを単純に”嫌いだから”という理由だけで諦めない方が良いんじゃないかねえ。」
本質的に大事な事は聞こえるか聞こえないかくらいのトーンでボソッと呟いたり。
その一つ一つの行動や言葉の意味を少しずつ理解し始めたのは1LDKに入社して一店舗を任されて暫く経ったタイミングでしたが。
テーラードジャケットはメンズウェアにおける機能服。
国毎の違いはもちろん「誰がどこで何をするために」という前提を元に様々な型が作られて来ました。
そしてそれは同じ一枚のジャケットにおいても何をどう合わせるかで変化します。
着用されてきた背景が多岐に渡るブレザーは、より”何をどう合わせるか”で様々な見え方に変わる洋服だと感じます。
1LDKには「単純に感覚だけでデザインがされた洋服」が少ないです。
サンプル元を含めて、誰かのライフスタイルに適した機能や目的を含むリアリティのある洋服が並ぶ場所。
単純に物以外の。
誰が何をどうしたくて、という部分を詰め込む事が出来る様な余白のあるCOMOLIのブレザーを提案するには適した場だと思ったのも、今回の別注を企画した理由の一つなのです。
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1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上
November 15, 2018, 7:10 PM
Category: Kawakami Pick Up Sakakibara