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半年後のCANTON。

【お知らせ】1LDK ONLINE STOREリニューアルオープン

1LDK recruit.

色と柄。

アソートの楽しみ方。

SUMMER WOOLな気分

たまには遊んでみても。

イメージを変える一本。

〈BAICYCLON by bagjack〉

ワイドパンツに飽きてきたかもしれない。

 

こんにちは。

1LDK AOYAMA HOTELの木下です。

 

先日遠出をした際、デニムの上下で外に繰り出しました。

春になるとなんだか着たくなるデニム。

とはいっても僕だけなのかも、とか思いつつ外を歩いていたら、駅に向かうまでの道のりで三人程デニムジャケットを着ている方に出会い、かつセットアップも数名。

やはり春がそうさせるのでしょうか。笑

 

あほっぽい発言はさておき、秋冬シーズンに買ったCANTONとUNIVERSAL PRODUCTS.のデニムジャケットが、半年経ってかなりいい感じになって来ました。

数回洗ってヘビーに着用して、他のパンツとデニムオンデニムを楽しんでいましたが、なんだかしっくりと来ず。。

似た色味のデニムとはいえ生地感も違えば太さもバランスが悪い。XXの生地なだけに中々手持ちのパンツでは雰囲気が合わなかったので、痺れを切らしてついに同生地のパンツも購入。

これで準備はばっちり。

セットアップでガンガン着用する日々がスタートしています。

“UNIVERSAL PRODUCTS.”

-CANTON DENIM COVERALL XX-

¥46,000+TAX-

“UNIVERSAL PRODUCTS.”

-CANTON WIDE TAPERED DENIM PANTS XX-

¥32,000+TAX-

FRANK LEDERと展示会が同じということもあって取り扱いも過去から長いブランドのCANTON。

展示会でも着用のサンプルをよく見かけることがあって、ここまでいけばかっこいいなあ、、とSTAFF杉村と感動したことを覚えています。

経年変化がある、CANTONと言えばこのコシのある無骨なデザインに重厚なステッチが特徴ですが、ざっくりと想像できているとはいえ、実物のカッコよさは圧巻です。

 

では軽くおさらいを。

“1899年創業のデニムミル、CANTON COTTON MILLSというアメリカ、ジョージア州アトランタの北にある小さな町で創業したデニムメーカーからデニムの生地を輸入してジーパンを製造”。

ここでCANTONが誕生です。

その後、1963年に大石貿易がアメリカのCANTON COTTON MILLS社から生地の輸入を開始し、2年後の1965年からCANTONとして日本生産を行い、日本のマーケットに参入。

日本初のジーンズブランドとして名を轟かせます。

しかしながら、人気とは裏腹に消滅。。

その後長い月日が流れ、2003年に豊島株式会社がCANTON”の商標権を獲得し、今までの復活に向けてチームが結成されます。そしてまた5年、2008年にCANTON OVERALLSとして復活を遂げ、それが今のCANTONになります。

 

LEVI’Sと並ぶほど老舗ともいえるブランドですが、二極と言ってもいいくらい対照的。

まず生地は先程も言ったように重厚。

ザラっとした質感からはその丈夫さが見て取れること、というのもゆっくりと、時間をかけ、先進的になってきている今の時代ではありますが、非常に効率の悪い織り方をしており、一台の織り機で、1日に織れるのは20―30mという効率の悪さ。

“テンションをかけずにざっくりとゆるく、極端な話、手で織ったくらいのイメージ”(佐藤健二さんのインタビューより)

そうして織られた生地は、CANTONにしか出せない風合い、ここからの色落ち、程良い硬さが生まれます。

TALONファスナーやSCOVILLリベット等僕たちの身近でも聞いたことのあるものを本場アメリカから輸入。UNION SPECIAL社製のミシンで拘り抜くことで、日本の先駆的なブランドに。

それが今のCANTON OVERALLS®です。

 

 

おさらいと言いつつ長くなってしまいましたが、これほどにスペシャルな生地ということ。

そしてこの生地を別注として使わせていただいたのはUNIVERSALのみという、、なんとも光栄であり、そんなアイテムを1LDKで別注させていただいたことは本当にうれしい限りです。

タフな印象のあるXXを、UPらしくクリーンに。

ジャケットはややルーズに、着丈は少し短く。パンツはワイドながらもテーパードにした綺麗なシルエット。

通常のものだとワーク感が強すぎて性に合わないかなあ、、と思っていたところだったのでその時の気分もあって購入に至ったという訳です。

 

洗濯はジャケット2回、パンツ1回。

最近買ったばかりのパンツと比べると分かりやすく比較できる程に。

一度飲んでいるときに着ていたので知らないうちに部分的なアタリが出ていましたが、それも個人の味として、誰とも被らない自分の生活習慣が反映されていると考えると、何だかかわいらしく感じます笑

ちなみにこちらがそのアタリ(傷)。

大きめに着たくてサイズは3を購入しましたが、例によって初めは肩が大きく見えて、綺麗に落ちないことでしっくりと来ないかもしれません。

ただ、洗濯して、水を通せばだいぶ柔らかくなり、悩みも解消できるはず。

もし気になるようであれば購入後とりあえず洗濯機にイン。乾いて着用して、その次も帰宅してすぐに洗濯機にイン。

そんなルーティンをしていっても良いかもしれません。今ではそのルーティンが楽しくなっている自分がいます。

洗い方は特に指定はなく、他は入れず一点のみで洗濯機を回し、一気に変化を出し過ぎたくない方は裏返して洗うのもよさそうです。

参考までに、僕は頑固洗いで2度回しました。

すると表面が少し毛羽立ち、徐々に色が落ちてきます。

さらに面白いこととして、縫製糸も綿糸を使用しているので、他のデニムのポリエステルでは見れない、縫製糸の色落ちも見込めます。まだまだそんな気配は見られませんが、それを知って、より数年後を楽しみにヘビーに着用してこうと思える1着になりました。

縮みに関して言うと、体感ではそこまで大きな差はないように感じています。柔らかくなったことで襟のロールやちょっと着丈が短くなったかな、と感じるくらいかと思いますが、個人差はあるので完璧に参考にはしないでください。。

洗ってもメリットしかないので、デメリットは考えず着倒してほしいと思っています。

ヴィンテージのビックマックくらいまでいけばいいなあ、という安易な考えではありますが、2年後くらいにはここまでいけたらいいなと淡い期待を持っています。

かなりヘビーに着たサンプルなのでまだまだ先は長いですが、実際どんどん愛着が湧いてきているのも事実。

正直初めはデニムジャケットが欲しかった。

だけの理由でしたが、分かりやすく気に入って着用回数がとてつもなく増えました。

今では色落ちした状態を、都度うちのスタッフに自慢する日々です。笑

 

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1LDK AOYAMA HOTEL 木下

March 24, 2021, 8:27 PM

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