カシミヤの深味
こんにちは。
1LDK AOYAMAの石野です。
自分がブログを書くのはこれが1発目。
皆さま、はじめまして。
先日から1LDK AOYAMAのチームに加わらせて頂いております。
普段は店頭に立っておりますので、以後お見知りおき頂けますと嬉しいです。
偉大な先輩方に負けない、面白いブログを沢山書けるよう精進いたしますので、今後ともお付き合いのほど、宜しくお願い致します。
さて、
突然ですが、
みなさんは”美味しんぼ”という漫画をご存知でしょうか。
80-90年代を風靡したグルメ漫画のまさに金字塔。
自分もそのファンの1人なのですが、中でもいくつかある好きなタイトルに
「そばツユの深味」という話があります。
日本一と疑って信じない自分の提供したざるそばを、食通である主人公に酷評され、見直したところ、なんと、本来はそばの引き立て役であるはずのツユが、こだわりの強いそばのインパクトに負けていることが原因である事に気付き、改良を重ねていくというもの。
ざるそばとは、そばとツユ、薬味、膳に載った全ての調和が取れてこそ完成する。
これはお洋服のスタイリングを組む上でも同じな気がします。
一つ一つのアイテムのブランドや色使い、見た目ももちろん重要、だけどそのインパクトに負けない素材にもこだわりを持ち、かっこいい調和を奏でたい。
前置きが長くなりましたが、
今回は当店でもご用意の多い、冬のお洋服の素材といえばの定番でもある”カシミヤ”を使ったアイテムにフォーカスをあて、その深み(味)に迫っていきます。
そもそもカシミヤとは何ぞやというお話から。
一般的にカシミヤゴートという山羊から取れる毛の事を指し、それも普通の山にいるわけではなく、モンゴルなど1年間で夏と冬の寒暖差が激しい、厳しい環境のアジアの地域の山々に生息している種類の羊からのみ採ることができます。
その中でも取れる地域などによって、品質の等級が区分けされているそう。
まさに繊維の宝石。
品質に関してはこれからご紹介する商品に出てきますので、また改めて。
それでは、まずトップスを何点かピック。
トップバッターは我らがUNIVERSAL PRODUCTS.より
COL: WALNUT / CHARCOAL
SIZE: 2 / 3
¥41,800 TAX IN
ヤク 25% / カシミヤ 10% / ウール65% の混率で編まれたニット。
カシミヤはウールの約8倍は暖かいと言われているため、10%でもかなりの暖かさ。
それに加え、”ヤク”という、通気性ではカシミアをも凌ぐ、これまた快適で暖かい
動物の毛を使っています。価格帯も少し抑えめなので、入門編には非常におすすめ。
お次は、青山店ではボトムの展開でお馴染みの
HUM VENTより、
“TESTA TN KNIT”
COL: GREEN / D.NAVY / SUN FLOWER
SIZE: 2 / 3
¥69,300 TAX IN
カシミヤ100%だからこそ着たい、タートルネックニット。
肉感もインナー使いしやすい程度の薄さなので、ベストやシャツをオンして着るのも◎
インナーで使いたいからこその、もちろんカラバリも豪華3色。
日光を帯びた時の光沢もクリアで、生地の作り込みの妙が出る一枚。
続いてはMEIASより、
惜しくも先日、全サイズ旅立ってしまったニット。
“CASHMERE SWEAT KNIT PULLOVER”
COL: ORANGE
SIZE: M / L
¥60,500 TAX IN
オレンジ。
赤を少し混ぜたような、それはそれはとびきり発色の良い。
おっと、すみません。今日は素材の話でしたね。
混率カシミヤ100%のニット。
内モンゴル産の等級の高いカシミヤ山羊の毛のみを使用したピュアカシミヤ。
クシャッとした時に出るとろみが非常に美しく、発色の良さをより際立たせる。
シルエットはヴィンテージRussellのスウェットのサイズ感に見立てているため
ジャケットの下に仕込んでも丈がはみ出ない設計。
ちなみに少し暑がりな自分は、この日半袖のインナーに合わせて着用。
カシミヤは肌あたりが良いのも特徴なので、腕もチクチクしません。
続いて青山店のピュアカシミヤ代表。
Olde H & Daughterより
COL:D-GRN/BLACK
SIZE: 10
¥79,200 TAX IN
詳しくは先日、1LDKを卒業されたスタッフ小林 執筆のこちらのブログ
を参考にしていただけると幸いですが、まさに育てるカシミヤ。
こちらも最高等級のカシミヤ純度100%のため、着心地はもちろんのこと
着込んでいった際の、毛の吹き出し方が絶妙。
↓新品
↓1ヶ月着用、手洗い1回。
自分が入社して初めて購入した私物ですが、見た目のボリューム感が一目瞭然。
素材にまでこだわれば、ニットだってエイジングが楽しめます。
手洗い推奨ですが、お洗濯とブラッシングでより育っていきます。
そうだそうだ、ジャケットも忘れずに。
ROLIAT
“HANDMADE semi double short p-cost jacket”
COL:B.NAVY
SIZE: 50
¥140,800 TAX IN
毎冬お馴染みのROLIATのハンドメイドライン。
混率はカシミヤ10% / ウール90%
先述の通り、混率関係なく暖かさは抜群。
特筆したいのは写真でもわかる、このふっくらとした風合い。
ウールを混紡しているからこそ生まれる柔和な佇まいは
リバー製法という生地を2枚重ねた技法で作っていること、手作業の妙
全てが組み合わさって生まれる表情かもしれません。
最後に小物もピックアップ。
Joshua Ellis
COL:ORANGE×OLIVE / GREEN×PURPLE
¥52,800 TAX IN
“REVERSIBLE CLASSIC CHECK MUFFLER”
COL:BROWN
¥29,700 TAX IN
英国発のJoshua Ellis(ジョシュアエリス)より
こちらも最高等級のカシミヤを使用したマフラー。
冬を始めるにあたって、持っているアウターを見返した時、
意外に首元まで防寒されているものを所持していなかった自分。
首がいつも寒そうというスタッフの後押しもあり、購入。
いい。とても。
暖かさはもちろん、
首に直で巻くマフラーも肌あたりが良いものを。
購入して1週間ほど経過しましたが、すでに毛の吹き出しがいい具合に。
毎日着用しているので、店頭で声をかけて下さればお見せします。
続いて最後を締めくくるのはこちら。
Post Production
COL:BLACK / DARK BROWN
¥28,600 TAX IN
むむ?
革の手袋?
もちろん革の手袋、というだけで防寒性は十分。
だけども中のライニングまで抜かりないのがPost Productionのモノづくり。
手袋で外は革、ライニングがカシミヤ100%のものは中々なさそう。
外はいい意味で無骨で男らしい革だけど、
地肌に触れる部分の中身は、包み込むようなカシミヤの優しさが。
写真から伝わるふっくらした毛の吹き出し方も併せて
間違いないやつ。
長々とご紹介いたしましたが、青山のお店にはこれだけのカシミヤが。
文章では中々お伝えしづらさがあるので、本質は実物を見て頂きたいのが本音。
年末までもう少し。
最後の駆け込みにぜひ、1LDK AOYAMAでお待ちしております。
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