ACRONYM® “J16-GT” -3L GORE-TEX® PRO JACKET-
ACRONYM®
ACRONYMとは頭文字を表す言葉。
取り入れるのは常に最先端の新素材。
使用者を考え、極限まで突き詰められた機能レベル。
ただの”高機能ウェア”で終わらず、素材と機能を活かした非常に高いファッション性。
その常に進化を求め”頭文字”であろうとする哲学から生み出されるプロダクトは、
究極のトラベルウェアであり、デイリーウェアである。
ACRONYM® “J16-GT” -3L GORE-TEX® PRO JACKET- ¥262,000+TAX-
STYLE:HARD SHELL
3L GORE-TEX® PRO [Next generation technology]
SYSTEMS:
ACRONYM® SOUNDæ [PAT.]
SUBSYSTEMS:
ForceLockæ
JacketSlingæ
EscapeZipæ
SpeedLockæ
AuxZipæ
こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。
毎シーズン、シリーズ化してお送りしているACRONYM®。
今シーズンももちろん紹介致します。
FULLVIEW
近代的なミリタリーギアを彷彿とさせるデザインのJ16-GT。
全体的にアシンメトリーなデザインバランス、ACRONYM®らしい機能性とデザイン性が共存するディテール満載のアイテム。
この3L GORE-TEX® PRO JACKETの特徴と一つとして、この非常にスリムな印象を覚えるジャケット一枚に搭載されるポケットの数が挙げられます。
RIGHT SIDE
LEFTSIDE
両上腕部に配されたベルクロパーツ。
隠しジップを開けるとポケットが。
右腕のみ、ベルクロパーツの下にもう一つポケットが付きます。
このポケットの角度等も効率よく雨を流し出す様に取り付けられています。
ウェストの切り替えの様なデザインにも、実はウェストポケットが隠されています。
切り替えパーツはフラップの様な役割に。
このディテールもポケット内部に水が一切入らない様に配慮されています。
左右のアシンメトリーなデザインは、縦に走るポケットの大きさにも反映されています。
左ポケットはガンパッチに隠される様に配されています。
右ポケットは止水ジップのシーム部から水が入り込まない様にカバーが付いています。
ハンドウォーマーポケットに取り付けられるジップはダブルジップ仕様。
自身の用途に合わせてポケット幅を変化させられる仕様に。
ちなみにガンパッチもポケットになっています。
スマートフォンやカードケースなどがぴったりと入るくらいの大きさのポケット。
と、以上の様に計8つ、仕様用途の異なるポケットが内蔵された3L GORE-TEX® PRO JACKET。
次なる特徴はACRONYM®のウェアでは久々に採用されるX-BACKというディテール。
ACRONYM®のウェアの特徴として、いかなる状況下でも動きを妨げることのない綿密に作り上げられたパターンブロックが挙げられます。
このX-BACKというディテールは、肩から袖まで一つのパーツで作り上げられた、生地分量も多く使い、パターンも非常に複雑な作り。
その分、快適な着心地とストレスのない動きやすさが約束されています。
この”J16-GT” -3L GORE-TEX® PRO JACKET-の場合、スリムシルエットで上腕部にもポケットが3つ内蔵されているので、腕周りの動きに特に配慮された構造になっています。
そして、毎シーズン繰り返し紹介しているACRONYMらしい各ディテール。
HEM EXPANTION ZIP
ジャケット前身頃の裾に付属するHEM EXPANTION ZIP。
ベンチレーションの役割もありますが、開けてヘムを持ち上げることで屈まずにフロントジップを閉める事が可能なディテール。
ACRONYM® SOUNDæ
ForceLockæ
お馴染みの機能も搭載。
STORM HOOD
通常悪天候の際にフードを被ると視界が制限されてしまうこともしばしば。
ドローコードを絞ると、頭を完全に固定する様に。
STORM HOODは頭の動きに合わせてフードも一緒に連動して動く様に作られています。
甲冑の兜の様に変形する構造により、雨が自然と外へ流れ落ちる様に設計されています。
フードはデタッチャブル。
フードを外した際の見た目の変化も合わせてお楽しみ下さい。
STOCKO SNAP
フードのスナップに用いられるのはLOUIS VUITTONに制作を依頼され、3世代使用しても決して壊れることが無い優れた耐久性を持つSTOCKO SNAP。
DRAWSTRINGS
悪天候時に活躍する裾のドローストリング。
絞ると雨風が吹き込まない様に。
ACRONYMのドローストリングの構造は、ただ絞るだけでなく内側に立体的に巻き込む様になっているので、絞った際の印象が非常に綺麗です。
また、黒のタブを引っ張ると締まり、カーキのタブを引っ張ると緩む仕様に。
JacketSlingæ
もちろんJacketSlingæも搭載されています。
脱いだ際に手荷物にならない様に、背負って持ち運びできる仕様。
背負ったままでも各ポケットへのアクセスは容易です。
単純に見た目として男心くすぐるディテールでもあります。
そして、久々にこの機能が搭載されています。
EscapeZipæ
簡易着脱を可能とするESCAPEZIPæは、元々は消防士が高熱を持った消防着を一瞬で体から剥ぎ取るための機能。
フロントZIPを上まで閉めて、ZIPのコードを引っ張るだけでジャケットの着脱が可能なディテール。
一つのピースとして、コーディネートの種類を除いた単純に機能だけの説明をここまで出来る洋服を僕は他には知りません。
(しかもこれでもかなり端折っています。。。)
そしてそれは実際に着て使用する際に、更にその楽しさを自分の中で改めて実感できるはず。
他の追随を許さない圧倒的な先進性。
シーズンを重ねる毎に削ぎ落とされ、また搭載される新たな機能/技術。
それをウェアに落とし込むデザイン性。
来シーズンも引き続き紹介を続けていきます。
と、言いたいところなのですが、ACRONYM®は2018SSシーズンのコレクションの作成は行いませんでした。
自身のプロダクトの生産性をより高めるために、1シーズンコレクションを見送る、との事です。
(以前も1シーズン生産を見送った事があるのですが、その時の理由は「パターンブロックが気に入らなかったから。」だそうです。)
ARC’TERYXをはじめとし、BURTON、NIKE ACG、STONE ISLAND SHADOW PROJECTなどのプロダクトデザインをつとめ、GORE-TEX®のアドバイザーも兼任する、デザイナーとしての数多くの顔を持つErrolson Hugh。
その彼が一切の妥協を許さないブランド、それがACRONYM®です。
少し気が早いですが、2018AWシーズンのコレクションを目にする事がとても楽しみです。
ACRONYM®は常に進化を続けます。
だからこそ、この極端なまでに突出したプロダクトから目を離せずにいるのです。
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