1LDK AOYAMA

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cantate for 1LDK AOYAMA HOTEL ” Gun-club Fishing Jacket “

 

1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW

cantate 2019S/S presentation at 1LDK AOYAMA HOTEL

1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “MAISON FLANEUR”

1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW “m’s braque”

1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” FRANK LEDER “

1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” NICHOLAS DALEY “

1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” BLESS “

1LDK AOYAMA HOTEL 2019S/S PREVIEW ” CLASS “

 

こんにちは。
1LDK AOYAMA HOTELの河上です。

僕は昨日紹介したCLASSのデザイナー:堀切さんの様に。
自分が本当に好きな物/本当に良いと思う物を作り続けている方、そしてどうすればそれを実現する事が出来るかを考えながら働き、体現している人が好きです。

そういう方から受け取る物は極めて純粋で、嘘偽りがない。
その一方でわかりづらさや小難しさや単純に値段を高く感じてしまったり。

僕達の仕事の一つとしてあるのは、そういった全ての事をそれぞれ噛み砕いてお伝えし、納得してもらう事だと思っています。

 

そして今日紹介する別注も、cantateというブランドが大切にしている事がよりわかりやすく伝わるものになれば嬉しいです。

” cantate for 1LDK AOYAMA HOTEL ”
– Gun-club Fishing Jacket – ¥145,000+TAX-

 

「ガンクラブの生地がすごい格好良かったんですが、あれ使ってなんか作りたいんですよね。春でも秋でも冬でも着こなし次第で着られる物。そうなってくると活躍する場も増えるから、着込む程に風合いも雰囲気も良くなるリネンの生地がベストだなーって思っていて。」

と、伝えた数日後に、デザイナーの松島さんから提案を受けたのが”フィッシングジャケット”。

将来的に自身のコレクションで展開したい型であるのと、このリネン生地の美しい柄と元々の意味合いを活かす為のアイテムとして。
あとはドレス要素もあるcantateを取り扱う中で、比較的カジュアル要素の強い1LDK AOYAMA HOTELの提案にぴったりだと感じる、という意見。

加えてポケットの多いアイテムなので、cantateと普段タッグを組んでいる日本の高い技術を持った職人による仕事を活かし、脱いだ際にチラッと見える裏も美しいアイテムに仕上げる事が出来るはず。

「松島さんのやりたい事をとことん注ぎ込んでしまおう。」

そう考えて作り上げた物です。

 

 

カーブの効いたポケットが多いフィッシングジャケットにも関わらず、完璧な柄合わせ。
そして、裏のステッチすら美しいcantateらしい仕上がりを見ていただきたかったのと、着用するシーズンを極力制限しない様に裏地はつけない仕様に。

アイテムとしての癖を感じさせず、よりカジュアルなレイヤードを楽しめる様に襟はスタンドカラーに。

見る方向によって表情が変わる上質な風合いのコーデュロイのガンパッチ。

贅沢にも全ての釦に採用された、cantateらしい意匠の一つである本水牛のホーン釦。

とことんカジュアルにも、テーラードアイテムと合わせたドレッシーな着こなしにも対応の出来る物が出来上がりました。

フロントは前立て付き、釦とジップアップ、その日のコーディネート次第で細かなディテールも変化させられる仕様。

雰囲気のある生地/重厚なホーン釦の雰囲気に負けないwaldes製の男らしいジップパーツ。
生地が噛まない様に/ジップの開閉をスムーズにさせるコットンの付属は着用者のストレスを軽減する嬉しい気遣い。

新品の状態だとプレスがかけられハリのある表情を見せる今作ですが、
着込むほどにリネン特有の生地のクタりをはじめとする経年変化を楽しめるはず。

ポケットの捲れ上がってくる際の柄と柄の交差する表情すら楽しませてくれる様な完璧な柄合わせ。

 

裏返すと思わずテンションが上がってしまうのは、仕立ての良い洋服の醍醐味では無いでしょうか。

裏地を付けると確かに洋服としての強度が高くなり、防寒性/吸湿性が上がる、袖通りも良くなる、売り場に吊るした際の面も良くなる等のメリットも多いですが、一方では裏地の処理にかける手間を省いた際の粗を隠す事が出来てしまいます。

cantateはそういった洋服を作る側としての妥協を一切許しません。

 

“神は細部に宿る。”

普段目につかない場所、持ち主しか気づかない(もしくは持ち主すら気付かず、作り手しか知る事の無い)様な細かな部分にまで気を使った洋服というのは全体の表情として確実に浮きだってくるもの。

また、通常経糸/緯糸ともに単糸で織られるリネンの生地を、経糸を双糸で織る事で生地自体の強度をあげ、極めて細かい運針により縫製部分の強度を上げた今作。
肌に触れる部分はシルキーな滑らかさ。湿度が高くなる時期にはリネン特有の凹凸ある生地が清涼感を感じさせてくれるはず。

この洋服は、そもそも裏地を付ける必要すらないのです。

と、こういった作りを見ると、この価格はとても安いと感じてしまいます。
インポート物で同じ様な気遣いが為された吊るしのジャケットで値段が3倍/4倍もする洋服もざらにあると思います。(その理由は、ハンドメイドという点や他の理由もちろんありますが。)

極めて丁寧に施されたパイピング処理。
裏をチラッと見ただけでは、このジャケットの表にポケットが無数につけられている事を想像するのは難しいでしょう。

cantateの極端なまでに丁寧な仕事からは、「折角良い物を買うのだから。」という着用者に対する優しいメッセージすら感じます。

こういった細かな処理が活きてくるのは、着用を繰り返した数年後。

ただ、その頃には表の表情は今よりも格段に良くなり、より手放したく無い存在になってくれるはずです。

 

ブルゾンの上にアウターとして羽織っても、柄と柄を合わせても。
ハイゲージ/ミドルゲージのニットの上に羽織っても。

上からブルゾンを羽織ってシャツの様に使っても。
着丈の長いテーラードジャケットの上に羽織っても。

ウールの生地感がある表情に負けない力強い生地なので、体感温度調節の難しい都市部の冬や季節の変わり目のライトアウターとしても。

 

スポーティながら上品な風合い。
このフィッシングジャケットの振り幅の広さは、一度羽織ってみると体感できます。

シーズンレスに使える事を加味すると、必然的に着用する機会は多くなるかと。

そして、着用する機会が増えるという事は、この素晴らしい生地の風合いも増し、よりこのジャケットを羽織るのが楽しくなるはず。

前述した通り通常のリネンと比較して非常に強度の高いcantateのリネン生地。
肘や首回り、袖周りが擦れるのは当分先になるかと思いますが、そうなった場合も当て布を施して着用する姿を思い浮かべて下さい。

 

 

数あるcantateの取扱店の中でも、1LDK AOYAMA HOTELはカジュアル要素の強いお店。

cantateはメディア露出も価格帯も、大人な方に寄る中で、僕達の様なお店が出来るのはこの洋服のハードルを無理なく正しく良い意味で、少しだけ下げていく事。

 

最初は価格に躊躇いを感じるかもしれません。
ただ、気付いたら手に取っている/手放す事無くずっと着続けている洋服という存在を一度実感してみてはいかがでしょうか。

「本質的に作りの良い洋服を羽織る。」

cantateというブランドは、そういった側面での新しい価値観も持ち主に与えてくれるはずです。

 

 

 

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1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 河上

January 17, 2019, 5:17 PM

Category: Kawakami Otani Pick Up Sakakibara