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cantate 21 S/S preview at 1LDK AOYAMA HOTEL.

 

ONLINE STOREがリニューアルオープン致しました。

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20AW cantate

シーズン初めに相応しい1枚

新モデルを加えて。

困った時は定番に頼りましょう。

かなり待っていたパンツ。

 

こんにちは。

1LDK AOYAMA HOTELの木下です。

毎日スタッフの誰かが口にしているかもしれませんが、梅雨が明けてからというもの、途轍もない猛暑に見舞われる日々です。

そんな中既に始まっている21ssの展示会の数々。

早いな、なんて毎回思っていますが、今回さらに早いと感じたのがcantateの展示会でした。何より手際が良かったので、、

cantateは、毎回どんな新しい洋服に出会えるのかワクワクしているブランドの一つ。

勿論今回も行って参りました。

松島さんも愉快な方です。入ってすぐ笑顔でお出迎え。

どこか安定感を感じ、じっくりと服の話と共に良い時間を頂きました。

 

コロナで色々悩んでいる方も多く、皆様大変な時期かと思います。

ただそんな中松島さんは、こうおっしゃっていました。

少しでも楽しくなるように、、と。洋服を作ることで皆様に元気を。

 

僕達はデザイナーさんが作った洋服を受け取り、お客様や日頃ご愛顧頂いている方に届けることしか出来ませんが、それを聞いて、僕達も洋服に従事している以上、精一杯元気になれるようにお届けしたいなと感じました。

初めは松島さんに対して、本当に怖いな、と思ってしまっておりましたが、このように本当に教えて頂くことが多いです。

洋服に関しても、勿論洋服以外に於いても。

 

さて、今回は21ss。最近夏本番になったばかりなのに、ここで早々来シーズンということは、、

cantate 2021 S/S preview at 1LDK AOYAMA HOTEL.

Date:2020.08.08(SAT)~2020.08.10(MON) 3Days

OPEN13:00~CLOSE19:00

今回も開催致します!

僕達が展示会にて感じたこと、触れて気付いたこと。

デザイナーの松島さんのトークと共に、直接感じて頂く機会になればいいと思っています。勿論僕達も交えてお話し出来れば幸いです。

今回は生地やディテールにフォーカスして。

スタイリングは明日各スタッフよりご紹介致します。

まず目に入ってきたアウターのジャケット、コート。

前回作っていたコーデュロイ、ベネシャンのベローズジャケット、コートに続く新型のリリースです。

今回は、Bellows Jacket、Trench Coat、One&Two Tuck Trousers。

 

まだ羽織を着ていた程梅雨時期が続いていたせいか、今すぐにでも欲しいと感じたのを覚えております。

コットンウールモヘヤを採用したこのアイテムは、適度な光沢、毛羽のある表情豊かで奥行きのある見た目が特徴的な一着。生地の混率を見ると温かいイメージがありますが、非常に薄手な仕上がり。本当に軽く、季節の変わり目についつい手を伸ばしてしまいそうです。

“経糸にはガス抜きのコットン80/2、緯糸にはモヘヤ50%の1/30″を使用。表面の3分の2くらいはモヘヤで出来ており、裏面は同じく3分の2くらいがコットンなので滑らかで気持ち良い仕上がりです。コットンウールモヘヤはホコリも付き辛く、表面をばさっと叩くだけで異分子が落ちる、という良さも兼ね備えており、時期的に花粉等も最小限に。

 

春夏はコットンのブロード、リネンばかりが僕の中の夏の羽織と先走ってしまっていたのが恥ずかしくなるくらい、全てが素晴らしくフィットする作り。Tシャツの上から羽織って、少し肌寒くなれば、シャツを挟んで調節しながら、春夏はこればかりを着用したいところ。

続いてはスカジャン。

第二次世界大戦後、横須賀米軍基地で日本駐留のアメリカ兵士達が記念として、龍、虎等のオリエンタルな刺繍、自分の部隊や基地のエンブレムをテーラーにお願いして刺繍してもらって出来たのがきっかけのジャンパー。

僕も個人的に好きで、学生時代にヴィンテージを集めていたのも今となっては思い出です。

 

さて、それがcantate的解釈になると、

“スカしているジャンパー”。

 

何ともそそられる、、とSTAFF杉村とずっと欲しい欲しいと物議を醸しているアイテムNO.1です。。

ディテールに関して僕達が驚いたのはやはり生地。

シルクを使ったスカジャンなんて、贅沢極まりないし、むしろ少し意味がわからないともなってしまいました。勿論良い意味で。

シルクの2/60を使用した表面は、ハイグレードであることで発色性、輝度に優れている極細のシルクで、”A1スライバー”と称されるもの。どうやら糸として完成してからも、さらにそこから手間暇をかけ、節等を取り除いているらしく、物を見て頂ければ一瞬で解釈できますが、本当に美しい表情をしています。

こんなにも光沢をダイレクトに感じられる上品なスカジャンは見たことがありません。そんなシルクも、ここまで贅沢に使用されてしまうと本当に気を遣ってしまう、、

という悩み払拭してくれる撥水加工処理。最低限の配慮は勿論必要とはいえ、非の打ち所がないとはこのことかと。

バックプリントは、デザイナーの松島さんの地元である、北海道十勝地方。

CARNEはスペイン語で”肉”。会社名でもあると共に、食に精通した松島さんらしいデザインです。さらに、ナウマンゾウ、十勝川、白熊、忘れてはいけない、”夜が足りない”。

随所に、着用してから楽しんで頂けるポイントが満載のスカジャン。

共地のショートパンツも。

イージー仕様、カーゴポケットを施した男心くすぐるディテールは、大好物なので見入ってしまい即試着。

比較的ラフで楽になりたいからとショーツを選んできましたが、そういった概念では括り切れないショーツです。スカジャンと同様の生地ではありますが、”経、緯糸共にシルクの2/60を使用し、”ラチネ”と呼ばれる朱子織の変化組織で、表の75%程に経糸が出て光沢があるシルク生地を使用した贅沢な仕上がり”。

シルクという認識はあるものの、なぜか見た目としては丈夫そう、という手入れが難しくデリケートなシルクとは逆のイメージを持ってしまう触り心地と表情。

沢山の糸を使用して高密度なことでこうなっていると感じていましたが、それは、シルクを高密度織り込み、撥水、撥油、防汚効果、耐久性をアップする特殊な撥水加工をすることで実現しているそう。

気を遣うシルク、気を遣わず穿くアイテムであるショーツ、という僕の中での反する両者を掛け合わせたにも関わらず、この安心感はさすがの一言でした。

ワイドでやや丈の長いデザインですが、生地の持つ光沢や武骨なポケットディテールが幼くならず、シャツに合わせて大人な雰囲気を纏って着用できる仕上がり。

松島さん曰く、裾はロールアップしてね。と。

実際にシャツに合わせて、タックインしてショーツの裾をロールアップ、足元にはグルカサンダルを合わせてみたところ、幼くなってしまうとショーツを懸念し続けて来た僕が、結果的に凄く気に入ってしまう始末。写真を撮ってくれていたSTAFF杉村も、めちゃくちゃいいっす!なんか悔しいです、と何故か僕のスタイリングに嫉妬していました(笑)

そんなこんなで、絶妙なカラーリングのBLUEの購入を検討中です。

続いて、困ったことにまた難解なジャケットです。

話を聞いた時、失礼ながらも、意味が分からないですね、、と言ってしまいました。勿論最終的に理解していますが、本当に見たことがないので驚きを隠せない、と言ったところでしょうか。

それは色。展開としては、ブラック、グレー。

ではなく、グリーンブラックとグレーなのです。

グレーも素敵ですが、ブラックは、光が入るとグリーンがかって見えるという不思議な表情を見せます。”経糸に2/60、緯糸にモヘヤ30%の1/30を採用したモヘヤトロピカル。山栄毛織で50年程前の生地を現代で復活。山栄毛織でしか作ることの出来ないゆっくりと丁寧に編まれた生地は、光沢、涼感、ハケ感、ハリ感全てのバランスに優れ、品性に優れた生地です。”

室内ではブラックの落ち着いた印象を纏い、光が当たればまた異なる表情を。隣で同じく合同で展示会を行っていた山栄毛織でしか成せない生地。写真では少し分かり辛くなってしまいましたので、実際に見に来て頂けると幸いです。

初めにもご紹介しましたが、ウールモヘヤというもののドライなタッチが生み出す気持ちの良い着用感を味わうべく、夏用のジャケット、パンツに是非選んでみてください。

好きでしょ、これ。と松島さんに好み筒抜けな僕です。勿論好きです。

2019年にリリースされたコートに続き、新作となってアップデートされ、再リリースされたM-51。

コットンとコーデュラナイロンを使用したバックサテン。バッグに使われていることの多いコーデュラは耐久性に優れ、さらに強度を上げて耐摩耗性も向上させた仕上がり。

とはいえそこの良さだけを取り入れるのではなく、コットンの柔らかい印象もそのままに、堅苦しくない着用感を実現しています。

所謂 “M-51″ですが、まさかのフードを排除。だからこそなんとなく別物、という感覚を受けますが、フードが無いことでよりすっきりとし、大人で上品な雰囲気を纏います。

気になるサイズはワンサイズ展開となり、ゆったりと着用が可能、先程のスカジャンに続いて耐水性にも優れているので、レインコート代わりにも。

軍物好きとしては初見からそそられるものがありますが、オリジナルであるものとして作られているものに対して、ここまで現代的に、さらに機能も抑えた上でのアップデートとは、原型を持っていたとしても買い足したくなってしまう一種の魔法のようなものがかかった洋服。

映画のさらば青春の光のように、スーツの上から羽織りたい、というのが憧れでしょうか。。

 

また、このコートの嬉しいポイントとしてもう一つ。

今シーズンにリリースされているウールのフリースブルゾンをライナーとして付けることで、全くの冬仕様に。これさえあれば、オールシーズン安心です。

 

来シーズンを彩る、新型率いるcantate 2021 S/S。

もしまだ手に取ったことのない方は、これを入り口として頂けると幸いです。

僕自身、月日を重ねるごとに、興味が止まりません。

 

まだまだ暑い日が続きます。勿論先の話ではありますが、もう既に来季のことを考えられる、という贅沢な時間を味わってみませんか。そこをベースとし、お買い物をすることでより新たなファッション感が生まれるのではないかと僕は思います。(勿論当日は、20AWもズラッと並びます。)

 

当日に向けて、明日からは各スタッフによるスタイリングサンプルをご紹介致します。

 

※8/8(SAT)〜10(MON)の3日間限定で、21 S/S cantate collectionのご予約を承ります。
※ご予約頂く場合は内金として総額の20%を現金にて頂戴致します。
※ご予約頂いた商品に関しましては、サイズ、色違い等、いかなる場合でもキャンセル、返金はお断りさせて頂きます。
また、当初の納品予定より実際の商品の入荷が前後する可能性もございますが、納品遅延等によるキャンセル、返金もお断りさせて頂きます。
予め、ご了承下さいませ。

 

○お問い合わせ先

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〒107-0062

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1LDK AOYAMA HOTEL STAFF 木下

August 5, 2020, 9:27 PM

Category: Blog Kinoshita Pick Up Sugimura