HUM VENT for 1LDK®︎ vol.1
こんにちは。
1LDK AOYAMAの小林です。
本日は今週末発売となるHUM VENTに特別に製作依頼したパンツについて書いて行こうと思います。
昨今のトレンド、とは言っても「これが流行ってます!」と言った一つではなくあらゆる要素、流れがあり細分化されているのが現状。アーバンスポーツ、アウトドアやY2Kの流れも然り、そして原点回帰と言われるトラッド、アメカジ的な流れも見られます。
数年前まで当たり前だったオーバーサイズ、カジュアルで楽チンなパンツにスニーカーを合わせるスタイルの反動もあり、個人的にも去年あたりからキレイなトラウザーを”ちゃんと”穿きたい。スニーカーブームも一旦落ち着きを見せ、革靴の気分、、という思いがフツフツと湧いてきていました。
そんな中で出会ったのが、HUM VENTを代表するSOLI CAVARLY TROUSERS。
ヴィンテージのトラウザーをベースにサイドの切り替えが無く、横から見たときの裾に向かって緩やかなテーパードを描きながらストンとキレイに落ち、パツっとした美しいシルエット。
ノータックでべルトループさえも排除した異常なまでのソリッドさ。
今まで見てきたどのトラウザー、スラックスにも無い仕上がりに一瞬で虜に。
今年の春にオリーブを購入して、かなり穿き倒しました。
特にトラッドムードが高まりつつある今季、ガンクラブチェックのパンツが穿きたい、、と思っていた矢先、訪れた23AWのHUM VENTの展示会にて出ていたガンクラブチェックのパンツとコート。
その生地を見た瞬間、「この柄であのパンツがあれば、、」という思いが頭を過ぎりました。
直ぐにその場でHUM VENTの営業担当の方に相談していました。
インラインのCAVARLY TWILLもさる事ながら、今回の企画で使うリバー製法の生地はかなり手の込んだ生地。生地値で言うとCAVARLY TWILLの約1.5倍もの値段。
これは値段的に量産は難しいんじゃないか、、と最初は言われましたが、数回の試作を繰り返し、時には値段交渉を行い、、何とか完成に至りました。
さて、ガンクラブチェックと一言に言っても様々。
チェックの幅や配色。
ブラウンをベースにグリーンやオレンジ、レッドと言った差し色が加えられたモノが往年のアメトラブランドやイタリアを代表されるドレスブランドなどからリリースされています。
AWシーズンになるとこう言ったトラディショナルな雰囲気のチェック柄の気分が高まって来るんですよね、、
このブランドオリジナルの配色で構成されたチェックはトラディショナルに寄り過ぎない絶妙な配色。
さらに聞くと2枚の生地を手まつりで縫い合わせるという非常に手間のかかるリバー製法。
2枚の生地の裏と裏を張り合わせているので、肌に触れる裏面、物理的な外面の両面どちらにも生地の表が来ることで膨らみと柔らかさが加わります。
素材構成は梳毛ウールと強撚したモヘアを交織することで光沢感とシャリ感を出しています。
このレシピにする事でトラディショナルに寄り過ぎずに、ウチらしいスタイリングに落とし込みやすいクリーンでモダンな一本に仕上がりました。
今回はブツにフォーカスしたブログでしたが、後日スタイリング編もアップ予定なのでそちらも楽しみにして頂ければと思います。
それでは本日はこの辺で。
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